軽量＆コンパクトなシンプルボディをもつスポーツモデル。数値では語りきれないパワー感とフットワークが自慢

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プジョー 106 モデル変遷

生産期間：1995～2003年



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| 1995年4月| 1996年9月 | 1998年5月 | 1998年10月 | 2002年9月 |

1995年4月

1.6Lエンジン搭載のXSiのみを正規輸入

　本国で販売された多彩なラインナップの中から、日本に導入されたのは1.6LのSOHCエンジンを搭載したXSi。最上級グレードのXSiは、最もスポーティな3ドアハッチバックで、 3本革巻きステアリングやホールド性の高いスポーツシートを採用。そのほか、運転席エアバッグやABSを装備していた。駆動方式はFF、左ハンドルの5MTのみの設定。ホイールベースは2385mm、全長3565mm×全幅1615mm×全高1365mmと205よりやや小さい。しかしボディの四隅にタイヤを配し、十分な室内スペースが確保されていた。
　ちなみに、XSiの正規輸入に先立ち、1.3Lエンジン搭載のラリーが並行輸入されていた。競技車両をベースとしたこのモデルは「テンサンラリー」と呼ばれ、根強い人気がある。

↑標準装備のフォグランプはスポイラー内蔵タイプ。フロントのアクセントになっている

↑バンパーガードやハニカムメッシュグリルを採用。シンプルでスポーツティな印象がある

↑リアサスは、トレーリングアーム＆トーションバースプリングを採用。乗り心地も良好だ

↑ボディカラーは、写真のブラックとマイアミブルー、ルシファーレッドの3色を設定した

1996年9月

XSiに代わるS16は直4DOHCエンジンを搭載

　マイナーチェンジでエクステリアデザインやボディサイズの変更、ボディ強化などを実施。同時に、グレード名もXSiからS16と改められた。
　搭載されるパワーユニットは、1.6Lの排気量をもつS16専用16バルブツインカムエンジン。これにより最高出力が18psアップするなど、動力性能の大幅な向上を実現した。組み合わされるトランスミッションは、XSiと同じく5MT。またインテリアは、フロントシートにバケットタイプを採用していた。

↑フロントフードやヘッドライトなどのデザインを一新。ホイールは5本スポークタイプだ

↑2000rpmで12kg-mを発生し、3000～4000rpmで14kg-mをキープするトルク特性をもつ

←エンジンのパワーアップと併せて運転席に加えて新たに助手席エアバッグを標準装備した

1998年5月

S16をベースとしたセリースペシャルが登場

　「日本におけるフランス年」を記念して、セリースペシャル1998を発売。ダッシュボード上に250台限定の証となるナンバープレートを配した。

←ボディカラーはフランス国旗の青、白、赤を用意。インテリアには新柄が採用された

1998年10月

調整可能なヘッドレストと本革シートを新たに採用

　一部改良が行われた。従来のファブリックに代わり、レザー＆アルカンタラのコンビシートを採用。そのほか、リアシートには高さ＆角度調節式のヘッドレストが装備された。

↑ボディカラーには、新たにチャイナブルーを採用した。非常に人気の高いカラーである

↑シートを本革仕様に変更。新車価格がデビュー時の229万円から235万円に値上げされた

2002年9月

グレード名を変更し新価格を設定した

　一部改良が行われ、S16のグレード名がS16リミテッドに改められた。同時に、新車価格を従来の235万円から10万円安く設定し、販売車数の増加が図られた。

↑リミテッドのボディカラーはサンダンスイエローのほか、新色を含む合計4色を設定した

↑追加装備として、MDプレイヤー付きFM／AMステレオと6連奏CDチェンジャーが採用された


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