LAMBORGHINI GALLARDO LP570-4 SUPERLEGGERA ランボルギーニ ガヤルド LP570-4 スーパーレジェーラ
“らしさ”を端的に具現化した一台
ガヤルドの軽量スパルタンモデル“スーパーレジェーラ”。その2代目はより軽く、そして速い
■西川 淳の見解
レジェーラを英語になおすとライトである。よって、スーパーレジェーラとは“とっても軽い仕様”。どれくらい軽いかといえば、ノーマルガヤルド比でマイナス70kgだ。成人男子一人分かい! と突っ込まれそうだが、2人乗りのスーパーカーでこれはでかい。しかもガヤルドはそもそもマイナーチェンジでLP560‒4へと進化した際にかなりの軽量化を果たしている。そこからのさらなるダイエットで、しかも車名のとおり570㎰へとパワーアップも果たした。
もちろん、軽量化はスポーツカーにとってパフォーマンスアップと同義だが、CO2削減の効果もある。今後、スポーツカーに限らず軽量化が車両開発の大命題になるはずだ。
ガヤルドLP570‒4スーパーレジェーラの場合、軽量化の半分以上はカーボンファイバー素材によるものだ。内外装へと積極的に使った。なかでも、エンジンフードに注目されたい。
リアウインドウシールドおよびサイドウインドウと同様に、フード上のクリアカバーも軽いポリカーボネートとしているのだが、カーボンとポリカーボネートとの接合に航空技術が活用されている。すでに未来を見据えた先端技術が、注入されているのだ。そのほか、リアスポイラーやサイドシル、ディフューザ
ー、そしてインテリアにも大胆にカーボンをあしらった。
パワーウェイトレシオ2・35の実力はいかほどか。エンジンパワーそのものの向上を感じるというよりも、クルマ全体としての動きがノーマルとは全く異なっている。ひょっとすると2駆のバレンチノ・バルボーニより軽快に動いているかもしれない。それほどハンドリングはシャープで、しかも旋回中の手応えはきめ細やか、質感がいい。
ひと転び目のスピード感と、中間加速がたまらない。軽さが利いている。クルマ全体がアクセルペダルひと踏みで瞬時に引き締まるのだ。その緊張感こそが真骨頂というべきだろう。
試乗はサーキットのみであった。乗り心地はやはり硬めで、公道では多少辛いかもしれない。しかし不快なノイズは前期型スーパーレジェーラに比べてかなり抑えられているから、けっこう使えそうだ。もちろん、サーキットではガンガンに攻め込める。
不敵な面構えである。立体的で恐ろしげなフロントスポイラーは、ランボルギーニのトレンドだ。ライバルとは全く違う存在感をもっている。ユニークであることが、この手のクルマの最低条件である。ランボルギーニは“らしさ”を掴んだと思う。
SPECIFICATIONS
DRIVE SYSTEM:4WD
TRANSMISSION:6e-gear
LENGTH:4386mm
WIDTH:1900mm
HEIGHT:1165mm
WEIGHT:1340kg
WHEELBASE:2560mm
SEATS:2
ENGINE:V10
DISPLACEMENT:5204cc
POWER:419kW(570CV)/8000rpm
TORQUE:540Nm/6500rpm
CONSUMPTION(EU MODE):13.5L/100km
TIRES:235/35ZR19 295/30ZR19






