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AUDI A4 AVANT アウディ A4 アバント

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スポーツ志向のベストワゴン

今年はアウディの新型車攻勢が続く。クーペのA5、そしてセダンのA4が上陸したばかりだが
間髪入れず今夏に導入予定のステーションワゴン、アバントが登場。ひと足先にスペインから報告する

  アウディA4はアウディ80の時代を含めると37年間もの長い期間、アウディの最重要モデルとしての地位を保っているミドルクラスカーだ。セダンは08年3月に8代目が日本デビューしている。しかし、最近のA4はセダンよりもアバント(ステーションワゴン)のほうが重要だということをスペイン、イビサ島で行なわれたプレス試乗会ではじめて知った。

 先代、つまり日本では現行のアバントは全A4の実に7~8割を占めているのだそうだ。ちなみに日本市場でもアバントとセダンの比率は50対50という。この比率が今回のアバントのキーだ。 イビサ島の空港横に設けられていた試乗会場で驚いたのはその車種揃えだった。全車アバントだがエンジンが6種類も用意されていた。うれしかったのはガソリン3種、ディーゼル3種と、最近の欧州車にありがちなディーゼル偏重でなかったこと。当然だが、日本へのA4アバントディーゼル導入の可能性は少ない。

 3種類のガソリンエンジンは1.8Lターボ、2Lターボ、3.2.。いずれも直噴で3.2LはV6になる。ミッションは1.8Tと2.0Tが6速マニュアルのみ、3.2Lに6速ティプトロが用意されていた。このなかでは2.ターボが新エンジンだ。駆動方式も1.8Tと2.0TはFF、3.2がクワトロだった。

 2.0Tから試乗する。このエンジンはバルブトロニックを備えている。トルクは1500回転から太い。さらに3500回転から一気にトルクが立ち上がる。エンジン音も3500~4000回転でクオーンという快音を発する。かなりスポーティなエンジンだ。だたし、2.0TとFF+6速MTの組み合わせはかなり過激なハンドリングだった。パワーとトルクがありすぎ、加速中のトルクステアがかなり強い。イタリアのFFスポーツ車か、と思えるくらいだ。これは新型になり前輪への荷重を減らし、FR的なスポーティさを追求したためのようだ。まあMTの日本導入予定はないだろうが。

 そのあとに試乗した3.2は265馬力という高出力だったが、クワトロ+6速ティプトロなので前輪への荷重も多く、とても安定していた。

 日本へは2.0Tクワトロモデルが導入されるはず。それならば、新エンジンの魅力を十二分に楽しめるに違いない。新A4が目ざしたスポーツ志向の味付けが生きてくる。ベストアバントだろう。

 新A4アバントはセダンと同じようにボディが大きくなった。7代目(現行)アバントと比較すると全長で115mm、全幅も60mm大きくなった。しかし、リアのラゲッジスペースを計測すると、奥行、左右幅は7代目とほとんど同じなのだ。では大型化されボディの恩恵はどこにいってしまったのか。それはリアシートだった。新型アバントのリアシートは、レッグスペース、ショルダースペースともに広くなっていた。

 アバントがファミリィカーとして人気になった結果、リアシートの狭さが指摘された。新型はそこを解消して、登場したのだ。日本導入は今夏を予定している。

SPECIFICATIONS(Avant 3.2 FSI quattro) DRIVE SYSTEM:4WD
TRANSMISSION:6AT
LENGTH:4703mm
WIDTH:1826mm
HEIGHT:1436mm
WEIGHT:1660kg
WHEELBASE:2808mm
SEATS:5
ENGINE:V6 DOHC
DISPLACEMENT:3197cc
POWER:195kW(265ps)/6500rpm
TORQUE:330Nm/3000-4000rpm
TIRES:225/50R17

文/石川真禧照 写真/アウディジャパン

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ラゲッジスペースはクラス最大級で通常490L、最大1430Lを確保。リアシートは60:40の分割可倒式で、パワーテールゲートもオプションで用意されている。1.8Lターボモデルは160馬力を発生、トランスミッションにはCVTを組み合わせる。軽量スチールボディは旧型に比べ剛性を高める一方、ボディ単体重量は約10%軽減。1.8LTFSIでは1470kgにおさえられているという。クワトロシステムは通常走行時は40:60の駆動配分、状況変化に応じてセンターデフがトルク伝達を最適制御する