VOLVO C30 ボルボ C30
これならきっと街で目立ちます
07年に上陸したC30がXC60の流れを受ける新しいボルボ顔になった。見た目だけなく、実はその改良点は広範囲にわたる
■藤野太一の見解
広報担当氏がこの新型のプレゼンテーションの場で「C30は街でよく見かけるクルマですか? それとも見ないクルマですか?」とわれわれに問いかけた。その場ではためらわれたそれへの答えは、いいクルマなんだけど、見かけない、目立たない。
実はもともとC30はとても個性的なデザインのクルマだ。女性デザイナーが手がけただけあって、きゅっと腰がくびれた女性的なスタイルで、リアのハッチゲートもデザイン性の高さと使い勝手の良さをうまく両立している。ライバルと目されるVWシロッコにも腰のくびれた同様のデザイン処理が見られるが、こちらが先駆だ。
ただこれまでその顔つきゆえに損をしていたように思う。真正面から眺めると、自慢のくびれは判別できず、S40やV50と見紛うばかり。せっかくのクーペなのに…。だからこのタイミングでの文字通りのフェイスリフトは、C30にとってまさに朗報と言えるものだ。
また色へのこだわりもこのモデルならでは。ボディカラーは全部で13色、シートがテキスタイルで13色、本革で9色あり、さらにホイールやインパネのセンタースタックパネルも新色のオイスターバーストなど数種類が用意される。
モデルラインナップは整理され、2L+デュアルクラッチ式6ATの「2.0eAktiv」と2.5L直5ターボ+5ATの「T5R-DESIGN」の2つになった。
乗り味はボルボ流のおだやかでフラットなもの。2Lモデルはパワフルとは言えないものの必要十分、あえてソフトな変速にしつけられたゲトラグ製のツインクラッチATとの組み合わせで、燃費良く、気持ちよく走る。試乗車にはオプションのホワイトカラーの17インチホイールが装着されていたが、よりおだやかな乗り味を求める向きには試乗車には用意がなかった標準の16インチのほうがより性格に合っているかもしれない。2.5Lターボは意外なほどパワフル。専用モノチューブダンパー、スプリングなどを採用し、ステアリングレスポンスも向上している。そう聞くとガチガチなイメージを抱くかもしれないが18インチをしっかり履きこなし、いい意味で過剰にスポーティじゃないのがいい。予算が許すならもちろん外装などの装備面で見てもお買い得感は高い。
いずれにせよ、個性的なスタイルにマッチした顔つきを得た新しいC30を、これからもっと街で見かける機会が増えるんじゃなかろうか。
SPECIFICATIONS (2.0e Aktiv)
PRICE:2,950,000yen
DRIVE SYSTEM:FF
TRANSMISSION:6Semi-AT
LENGTH:4265mm
WIDTH:1780mm
HEIGHT:1430mm
WEIGHT:1380kg
WHEELBASE:2640mm
SEATS:4
ENGINE:INLINE4 DOHC
DISPLACEMENT:1998cc
POWER:107kW(145ps)/6000rpm
TORQUE:185Nm(18.9kg-m)/4500rpm
FUEL CONSUMPTION(10・15 MODE):11.6km/L
TIRES:205/50R16






