PEUGEOT 3008 プジョー3008
猫足そのままに、ファミリィカーの新しいカタチ
1007に次ぐ4桁車名のプジョーが登場する。新コンセプトの提案モデルは来年上陸予定だ
■桂 伸一の見解
日本仕様に用意されるガソリン用6速ATとのマッチングがベストだと思う。試乗した6速MTはアクセルOFFでも回転落ちが緩やかなため、期待するエンジンブレーキがかからず、結果的にブレーキを踏む。ならばATは元々ブレーキ主体の減速だからその方が合うという意味だ。
プジョー初のクロスオーバー+モノスペースモデル。血縁にあるシトロエン・ピカソよりも、SUV的な大径タイヤや車高、ノーズの厚みとデザインなどはプジョーのイメチェンを図ったとも言える。
左右独立した前席はやや高めのドラポジがSUV風。150.、24・5kg・mの1・6.ターボが、力強い加速と伸びで強力に引っ張る。
リアに装備したダイナミック・ローリング・コントロールが、リアからロールを抑え、フロントの回頭性鋭いクイックなハンドリングを実現しながら、全高の高さを意識させない安定感はライバル達の上を行く。プジョーの猫足をさらに進化させた感がある。
パノラミックガラスルーフが室内を華やかに。リアゲートが上下に開閉でき、荷室は床面が上下3段階に変えられる利便性が新しい。
■石川真禧照の見解
欧州のファミリィカーの流れが変わりつつある。これまではプジョーだと207や308のようなハッチバックが主流だった。ところが一昨年あたりからSUVやモノスペースと呼ばれているカテゴリーのシェアが上昇。そこで「ハッチバッグ+SUV+ミニバンを新しいファミリィカーにしたい」(マーケット製品部長コミュナル氏)
3008は308のシャーシをベースに1・6ℓターボエンジンを搭載する。試乗車は6速MTだったが、日本上陸時には6速ATになる。駆動はFF。「クロスオーバーなのでフロントグリルを垂直にし、フェンダーで力強さを演出した」(M1デザイン最高責任者K・ライダー氏)
プジョー独特のネコ足のサスペンションは「リアに第3のショックアブソーバーを装備した」(技術広報部長C・シャトー氏)ことで走りのレベルも保っていた。これはリアの車軸と平行にショックアブソーバーを配置し車体後部のロールを抑えるという考えに基づいた装備。重心の高いクルマには有効な手段といえる。
もちろん走りの楽しさはプジョー独特の味付けを踏襲。3008はコンパクトカーの扱いやすさと、SUVの力強さと、ミニバンの居住空間を持つ、新世代感覚のファミリィカーだ。
SPECIFICATIONS(1.6ℓ THP150 欧州仕様)
DRIVE SYSTEM:FF
TRANSMISSION:6 MT
LENGTH:4635mm
WIDTH:1837mm
HEIGHT:1639mm
WEIGHT:1459kg
WHEELBASE:2613mm
SEATS:5
ENGINE:INLINE4 TURBOCHARGED
DISPLACEMENT:1598cc
POWER:110kW(150ps)/5800rpm
TORQUE:240Nm(24.5kg-m)/1400-3500rpm
USE FUEL:PREMIUM 60ℓ
TIRES:225/50R17










