ASTON MARTIN DBS VOLANTE アストンマーティン DBS ヴォランテ
スポーティだけれどエレガント。ライバルは不在
アストンマーティンの歴史において16番目のオープンモデルがこのDBSヴォランテ。そのデザイン、その質感、その価格…まさに最上級
■小川フミオの見解
「ひとことでいうと、ディナージャケットを着たタフガイ」DBSヴォランテについて語るのは、英国本社で出会ったデザインダイレクター、マレック・ライヒマン「僕の仕事はコンセプトを視覚化することなので、この言葉を意識してデザインしました。スポーティだけれどエレガント。それがDBSヴォランテです」
V12バンテージやDBSクーペを手がけてきたライヒマンはそう答えてくれた。彼はイアン・カラム、ヘンリク・フィスカーといった歴代のデザインダイレクターの後任として、現在はラピードやone-77といった、まもなく登場するモデルも担当している。
「評価してもらいたいポイントはいつくもあります。大きなところではホイールとボディの関係。このバランスがスポーツカーには大事です。それから市場の要求でリアシートを設けたため狭いスペースに電動トップを収めることに。そこで全高が高くなるのを抑えてリアビューが低く見えるように腐心しました。細部では、シートのフロントもリアも中央にステッチを入れ、それが連続して見えるようにしました」
この優雅なタフガイ、秋には日本で会える。
■九島辰也の見解
「DBSクーペにリアシートを付けたのはお客様の要望です…」、と現CEOドクター・ベッツが言い放ったように、DBSに屋根開きが追加された。きっと「トップモデルにオープンはないのか?」という答えなのだろう。おかげで、3000万円台というライバル不在のオープンエアが誕生した。
で、その中身はまんまDBSだが、トップの収納でカーゴ容量が減った分、トランクリッドを高くするなどの変更は施された。幌は三層構造で静粛性に優れているのが特徴。作動はスイッチひとつで約14秒後に青空が広がる。また、走行中も約50km/h以下なら開閉可能だ。ちなみに、DB9ヴォランテの開閉タイムは17秒となる。
走りはほぼクーペと変わらず、DB9ヴォランテよりも明らかに剛性は高い。やる気満々の“スポーツ”モードに切り替えてもボディがワナワナすることはなかった。この分だとサーキットに持ち込まない限り弱点は見えないだろう。
とはいえ、風の巻き込みは完璧とまではいかず、ウィンドリフレクターを使ってもメルセデスSLの領域までは至ってない。が、アクセルを踏めばそんなこともなんのその。V12サウンドを全身で浴びられるのは最高だ!
SPECIFICATIONS(DBS Volante)
PRICE:35,661,150yen
DRIVE SYSTEM:FR
TRANSMISSION:6Semi-AT
LENGTH:4720mm
WIDTH:1910mm
HEIGHT:1280mm
WEIGHT:1810kg
WHEELBASE:2740mm
SEATS:4
ENGINE:V12 DOHC
DISPLACEMENT:5935cc
POWER:380kW(510ps)/6500rpm
TORQUE:570Nm/5750rpm
TIRES 245/35R 20・295/30R20










