AUDI A4 アウディA4
かなりオススメ。感覚的にはCや3よりハッキリ格上
8代目となるアウディA4がようやく日本へ導入された。先に発表されたクーペA5に共通するスタイルで
ひとまわり大きくしながらも、ボディシェル単体で約10%軽量化。相当にいいらしい
このクラス(ドイツ高級ブランド御三家の4ドア・セダンのいちばん下のモデル)って、実質というか事実上というかBMWのE30型3シ
リーズが作ったわけですよ。あれがヒットしたからこそCクラスやA4がいまある。でもって、このセグメントのクルマはE30以来キャビン・
パッケージングがどれも前席重視型だった。狭い狭いといわれてモデルチェンジのたびに拡げられてはきたけれどその基本は変わらず。依
然として、タクシーに使うにはツラいものでありつづけてきた。
こんどのA4(コードネームB8)は、このクラスで初めて「タクシーにもオッケーじゃん」と思えるキャビンをもつものになった。相応に
体格成長。といって、パサートや407みたいにうすらデカくはない。1人で乗ってるのがバカらしくなるほど室内ガバガバでもないし、スタ
イリングのために寸法バンバン消費してる感もなし。端正。あえて口ワルいこといっちゃうと、これならもうA6は要らない(結局デキもい
まいちピンとこないままだし)。ますますヘンな話、感覚的には新型A4というよりA5セダン。Cや3よりハッキリ格上。で、それは強い武器
。
あと、先代は実質先々代のビッグマイナー版だったけど(それが悪いとはいわないけど)、今回はバリバリのオールニュー。これよりも
っとオールニューにするにはいっそのことFRにするしかないんじゃないか、というぐらいやってきた。エンジニアリングや設計は意欲的だ
しススんでる。プレス資料の内容からして「おお乗ってみてー」と強く思わせる。でまた、乗ると期待をガッカリさせない。ド初期もの特
有っぽいネガもなし。
そのなかであえて特筆点をあげるとすると、こんどのA4はV6クワトロのデキというか印象というかがイイ。前まではむしろオススメ度ド
ンケツだった仕様がイッキに前線に躍り出た。相対的に4気筒FFがカスんじゃう感じもちょっとアリ。そっちも悪くないんだけど全然。精密
感ありまくりな運転感覚はあいかわらずだから。
ハナ重な重量バランスを解消するためにパワートレインのレイアウトを変更、という荒技を使ったことのメリットがV6クワトロではスト
レートに出ている感じ。走るとラクシュアリィでスポーティ。可変ダンパー(エンジンのレスポンスや操舵力も変わる←オプション)はコ
ンフォートのままでスポーティにもいけちゃう。スポーツサス(これもセットでオプション)+18インチ(単品オーダー可)で全然ヘーキ
。
というわけで新型A4、オススメ。ただちょっと注意点として、旧2.0TFSIクワトロ相当のが後からきっと出てきます。200ps超級で550万円
ぐらいのが(ツインクラッチ変速機とセットでドドーンとハデに出したいからあえて導入時期をズラしたのかな?)。それと、ワゴン=ア
バントはたぶんもっとカミング・スーン。つーか、英国のサイト見たら写真や各種情報がバンバン出てた。オーダー受け付け開始間近、と
かいって。それもカッコよかった。
SPECIFICATIONS(3.2V6FSI QUATTRO)
DRIVE SYSTEM:4WD
TRANSMISSION:6AT
LENGTH: 4705mm
WIDTH:1825mm
HEIGHT:1440mm
WEIGHT:1710kg
WHEELBASE:2810mm
SEATS:5
ENGINE:V6 DOHC
DISPLACEMENT:3196cc
POWER: 195kw(265ps)/6500rpm
TORQUE: 330Nm(33.7kg-m)/3000-5000rpm
文/森 慶太 写真/芳賀元昌
1.8ターボも3.2自然吸気も直噴。デキよし。後者はさらに、ビーエムでいうところのバルブトロニック。CVTと6段ティプトロの仕事ぶりは 、燃料ムダにせず運転しやすいタイプ。ブレーキペダルとアクセラレーターとのギャップが従来の50mmから35mmへと縮小。たしかに踏み替 えしやすい。朗報。その一方、駆動系レイアウト変更のせいか運転席足元左側の空間が狭くなった感あり。日本仕様は全部2ペダルだから大 したネガじゃないか。あと、「手動調整タイプのシートは座面の角度がイマイチ」みたいな記述が外誌にあり。電動シート(角度調整あり )は1.8はオプションなので、心配な人はつけとこう。駐車ブレーキは電子スイッチでちょん。ただし自動で解除はされない。











