名人の話術がすぐに感染るんです
名人の話術がすぐに感染るんです
1957年生まれ。大学卒業後、ニッポン放送に入社。
「オールナイトニッポン」月曜2部をはじめとし、「FAN!FUN!TODAY」、「テリーとうえちゃん のってけラジオ」、「うえやなぎまさひこのサプライズ!」など数々の人気番組でパーソナリティを務める。
現在は朝のニュース情報番組「上柳昌彦のお早うGood Day!」(月曜~金曜6:00~8:30)を担当するほか、今年10月より新番組「上柳昌彦 土曜日のうなぎ」(土曜17:30~20:00)もスタートした。また「うえやなぎまさひこのサプライズ!」のコーナー発の書籍で、10万部突破のベストセラーとなった『車いすのパティシェ』(扶桑社)シリーズの第3弾となる『80点コロッケ』も好評発売中。
http://www.1242.com/goodday/
「アナウンサーを目指すのに、放送研究会というのもストレートすぎると思っていたんです。落語は当時から好きだったので、落語研究会のほうがいいかなと。ところが、落語研究会の部室に行っても誰もいない。仕方なく、放送研究会をのぞいたら、ステージを組んで司会をやっている。何となく面白そうだとそのまま入部してしまい、今に至るわけです」
周囲から感化されやすいという上柳さん。卓越した話術と定評があるそのトークも「オリジナルではなく、さまざまな人の話術がミックスされたしゃべり」なのだとか。
「すぐ感染るんですよ。笑福亭鶴瓶さんと一緒にいれば、鶴瓶さんのような話の展開や発想になりますし、吉田照美さんと一緒に番組をやれば照美さんっぽくなってしまう。少し引き気味のトークは『タモリの週刊ダイナマイク』のアシスタント時代に、タモリさんから学んだものでしょうね。ただ、不思議なことに自分より年下の方の語り口からの影響はあまり受けないんです」
とはいえ、まれに例外もあるという。珍しく影響を受けた相手、それはナインティナインの矢部浩之さんだった。
「矢部さんのやり方は面白い。『岡村さん、ダメですよ。ダメダメ』と止めるフリをしながら、背中をグイグイ押していく。あの独特の切り返しのテクニックはずいぶん参考にさせていただきました。例えば、テリー伊藤さんとの番組でのやりとりもそうですが、組ませていただいた当初は正面から綱引きをするような受け答えをしていたんです。でも、途中から矢部さんのやり口を参考に、止めるように見せかけて一緒に走るという路線にシフトしたら、掛け合いが非常にスムーズに転がるようになりました。申し訳ないことに、まだ矢部さんにはお礼を申し上げていないんですけれど(笑)」



