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“低予算”こそ燃える理由

Hatenaブックマークに追加 この記事をクリップ! 2010/08/19

おちまさと

おちまさと Masato Ochi

プロデューサー。1965年、東京都出身。「学校へ行こう」(TBS)や「空飛ぶグータン」(CX)など数多くのテレビ番組をはじめ、インターネットサイトやCD、DVD、書籍のプロデュース、企業ブランディングや広告などの企画・演出・製作など、幅広いジャンルで活躍する。テレビやラジオ、イベントなどの司会を務める他、さまざまな企業の経営にも参画。また自ら『対談師』という職業名を付け、これまで数多くのハリウッド俳優・監督や芸能人、ベンチャー企業の社長、ファッションデザイナーをはじめ、普通は表舞台に現れない有名人たちとの対談に成功している。 『会議質』(ダイヤモンド社)、『鉄板病』(NHK出版)、『社長の腹』(扶桑社)、『時間の教科書』(NHK出版)など著書多数。

オフィシャルブログ:http://ameblo.jp/ochimasato/

おちさんにはさまざまな名言がある。「低レベルな“結果”を予算のせいにするな!」もその一つ。予算が限られていても面白いものは作れるというのが、おちさんの持論だ。

「僕はむしろ低予算のほうが燃えます。『低予算だからムリ』というのは、企画力がないことを公言してるようなものでしょう。企画力があれば、予算が少ない分をカバーできる。そもそも、お客さんには予算がないかどうかは関係ない。『深夜番組で予算は200万円くらいだから、この程度のクオリティで仕方がない』と大目に見てくれるだろうと思ったら大間違い(笑)」

予算はないけれど、クオリティが高いものを作ってほしい。そんな“矛盾”をつきつけられると、つい嘆きたくもなる。しかし、嘆きや言い訳からは他人の気持ちを揺さぶり、感動させるアウトプットは生まれないのだ。

「不況のしわよせで、現場が苦しくなっているのは厳然たる事実。でも、逆にいえば、純粋にアイディアで勝負できる時代が到来したという見方もできるんです」

実際、おちさんは低予算という不利な条件を覆し、数々のヒット番組を生み出してきた実績がある。どうすれば、おちさんのような企画力を身につけられるのか。

「例えば、ワリカンを禁止してみるのもひとつの方法です。デートの時は必ず奢る。 5000円しか手持ちがなくても、2人でお金を出し合えば、1万円分の遊びができてしまう。考えなくてもそこそこ楽しめてしまうんです。でも、全部一人で払おうと思うと、工夫する必要が出てくる。現時点で自由になるお金が少なければ少ないほど、いいトレーニングになりますよ」

制約の中で徹底的に思考を巡らせる。その積み重ねが新たなアイディアをもたらし、斬新な発想を生み出し続ける土壌となるのだ。

  • 文・島影真奈美 text/SHIMAKAGE Manami

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