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“枠”を超える瞬間

Hatenaブックマークに追加 この記事をクリップ! 2010/08/05

おちまさと

おちまさと Masato Ochi

プロデューサー。1965年、東京都出身。「学校へ行こう」(TBS)や「空飛ぶグータン」(CX)など数多くのテレビ番組をはじめ、インターネットサイトやCD、DVD、書籍のプロデュース、企業ブランディングや広告などの企画・演出・製作など、幅広いジャンルで活躍する。テレビやラジオ、イベントなどの司会を務める他、さまざまな企業の経営にも参画。また自ら『対談師』という職業名を付け、これまで数多くのハリウッド俳優・監督や芸能人、ベンチャー企業の社長、ファッションデザイナーをはじめ、普通は表舞台に現れない有名人たちとの対談に成功している。 『会議質』(ダイヤモンド社)、『鉄板病』(NHK出版)、『社長の腹』(扶桑社)、『時間の教科書』(NHK出版)など著書多数。

オフィシャルブログ:http://ameblo.jp/ochimasato/

テレビ番組の企画・構成から、ラジオの司会や書籍の執筆、企業ブランディングにプロダクトデザインまで、さまざまなジャンルで企画・プロデュースを手がける、おちまさとさん。業界や職種といった“枠”を軽々と飛び越え、活躍する。だが、おちさんは「ジャンルを超えたい、超えようと意識したことはない」という。

「僕はずっとひとつのことをやっているんです。企画を立て、実現し、結果を出す。その対象がテレビや書籍、ファッションとその都度変わるだけ。小沢一郎さんの書籍も、キティちゃんとファッションブランドのコラボプロジェクトも、僕にとっては同じ“企画”の仕事ですから」

2008年当時、民主党代表だった小沢一郎との共著『小沢一郎総理(仮)への50の質問』(扶桑社)では、「剛腕」や「壊し屋」といった従来のイメージとはまったく違う、“素”の小沢一郎に迫った。そして、ほぼ同時期に「ハローキティ」をカスタマイズし、“ファッション”として世に送り出す『クラッシュハローキティプロジェクト』の総合プロデュースにも携わる。既成概念にとらわれない発想はどこから来るのか。

「日常の中にある疑問であり、不満ですね。例えば、小沢さんの書籍でいうと、『小沢一郎の正体ってじつは、誰も知らないんじゃないか』とふと気づいたことがきっかけ。知らないことは知りたくなるのが僕の性分。当時は政治家の知り合いなんて一人もいなかったし、当然コネもない。でも、20年以上も仕事をしていれば、人脈をたどれば、どこかでルートがつながるものです」

目の前にある疑問や不満を解決するのは、見知らぬ誰かではなく、自分。その覚悟が視野を広げ、新たな気づきを呼び込む。

  • 文・島影真奈美 text/SHIMAKAGE Manami

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