既存の“枠”を抜け出す
マーティ・フリードマン Marty Friedman
米国・首都ワシントン生まれ。ヘビーメタルバンド「メガデス」を世界で1300万枚以上のアルバムを売り上げるスーパーバンドに導いた元メンバー。現在はギタリスト、作曲家、プロデューサーとして東京を拠点に幅広く活躍する。J-POP好きを公言し、テレビ番組にも出演。雑誌やWebなどでJ-POP評論を手掛ける。著書に『いーじゃん! J-POP』(日経BP社)、『サムライ音楽論』(日経BP社)など。今年1月には日本でも人気のパーティーロッカーANDREW W.K.をフィーチャリングヴォーカルに起用した、コラボレーション企画シングル『牙』(ぱちんこCR「蒼天の拳」挿入曲)をリリース。また、3月から結成された異色のロックバンド「FANTA」」(http://fanta.jp/)も話題に。
公式サイト:http://www.martyfan.com/
伝説的なヘビーメタルバンド「メガデス」の元ギタリストであるマーティ・フリードマンさん。現在はミュージシャンやプロデューサーとして活躍する傍ら、「ROCK FUJIYAMA」(テレビ東京)や「テレ遊びパフォー!」(NHK)などに出演という、マルチな顔も持つ。
マーティさんが日本に活動拠点を移してから今年で7年目。全世界で1300万枚以上ものアルバムセールスを誇るモンスターバンドを脱退し、日本移住を決めた理由とは――。
「理由はすごくシンプルで『J-POPをやりたかったから』です。邦楽をやるなら、日本に住むのが一番じゃん。メガデス時代の終盤は、ライブをやっている最中は"メタラー"だけど、ライブが終わると聴いているのはJ-POP。そんなギャップに対する違和感が、どんどん大きくなっていった。だって、普段は全然メタルを聴かないのに、メタルで儲けるなんてズルイじゃん(笑)」
日本に来た当初は、仕事も住むところもなかった。最初は友人宅に居候。J-POP分野での初仕事となる、相川七瀬からのオファーの電話を受けた時も、6畳一間の狭いマンション暮らしだった。
「たまたま共通の知人がいて、一緒に韓国料理を食べに行くことになったんです。僕は以前から相川さんの大ファンで、アメリカにいた頃もずっとCDを聴いていた。だから、『紹介しようか』と言われたときは『マジで!?』ですよ。握手してもらえるだけでも最高じゃん! と、ドキドキしていた。それが、『バンドに入らない?』と連絡をもらうことになるなんて、予想もしてなかった。すごく驚いたし、ホントうれしかったよ」
相川七瀬との共演が呼び水となり、次々とJ-POPのアーティストから声がかかり始める。それは音楽のジャンルを超えると同時に、「元・メガデスのギタリスト」という"枠"を抜け出した瞬間でもあった。






