「重要なのはパワーウエイトレシオ」というポルシェのこだわりが満載
「重要なのはパワーウエイトレシオ」というポルシェのこだわりが満載
BOXSTER SPYDER 価格:866万円(6MT)
パワー感、タイト感、サイズ感…。すべてが「ちょうどいい」。
加速感、そして曲がる、止まる。その全てがクルマの軽さと相まって本当に走って楽しい一台。
ボクスタースパイダーのコンセプト、それはルーフを必要としない一台であること。この徹底した考えからルーフは800万円オーバーのクルマでも手動で簡素なものです。でもそこはさすがポルシェ。凝った処理でクローズドのスタイルもなかなかスタイリッシュ
■堀江史朗(本誌編集長 47歳)
現在2008年式カレラS(6MT)を所有。仕事柄毛色の違うクルマを複数所有する、今となっては貴重な存在の"クルマバカ"であるが、そのラインナップの中にはどうしても911が一台ないと落ち着かない(911を6台乗り継ぎ中)編集部きってのポルシェ通。
930カレラS、964カレラ4、964カレラ2をおっかなビックリで乗ってみて、その後993カレラターボをちょっとだけ所有し996を飛び越えて997カレラ4、そして997カレラ2Sというのが僕のポルシェ遍歴。
自分でも「911が本当に好きなんだなぁ」と感慨深くも思ってしまうのだ。ただ贅沢なことに997ポルシェの「出来」は時にラグジュアリーに過ぎる感もなくはない。
僕にとってのポルシェは小さくてよく走るスポーツカーであってほしいのだ。そんな気持ちもあってこのボクスタースピードスターを初めて見てしまったとき、正にビビッときてしまったのだ。
歴代のスパイダーはとにかくオープン走行を前提に設計されてきた。そして軽量ボディにハイパワーエンジンを搭載するなどスポーツ魂をくすぐる仕様。
この最新スパイダーも同様でケイマンSと同じ320馬力エンジン載せ、しかも100Kg以上の軽量化に成功している。
いざ乗ってみて、さらにシビレてしまいました。どこかのメーカーのCMではないがすべてが「ちょうどいい」のだ。バケットシートの適度な包まれ感。低く抑えられたフロントウインドウ上部にはカーボンがおごられて本格的。ボディサイズは走りを意識したときに見切りの良さがバツグン。パワーはもう申し分なく、乾いたエグゾーストノートには、否が応でも「やる気」を掻き立てられてしまうのだ。
久々に「走って楽しい」と感じさせてもらいました。これ、買いです。





