デレク・トラックス・バンド
『オールレディ・フリー』
三大ギタリストといえば誰もが思い浮かべるのはクラプトン、ベック、ペイジだが、近年、その新世代版と称されているのがジョン・フルシアンテとジョン・メイヤー、そしてこの人物だ。クラプトンのツアーへの同行歴もあるトラックスは、デュアン・オールマン直系のスライド・ギター継承者としても知られ、これまでも良質な作品発表を重ねてきたが、この第6作は、まさに彼の地位を決定づけることになるであろう強力作。
いきなりボブ・ディランのカヴァーで幕を開けたりして驚かされるけども、簡潔な形容をすれば"普遍的かつ多様なブルーズ作品"ということになるだろう。
正直、新しい発明品に出会ったときのような驚きはない。
が、彼個人が優れているだけじゃなく、マイク・マティソン(vo)をはじめ役者が揃っていて、何ひとつ過不足を感じさせない。
満足なうえに、ゲップとも無縁。素晴らしい。






