ロジャー・ジョセフ・マニングJr.
『キャットニップ・ダイナマイト』
ジェリーフィッシュのキーボード奏者として活躍し、同バンドの王道的ポップ・ミュージックに独特のねじれ感をもたらしていた人物のソロ第2作。これがまた、おもちゃ箱をひっくり返したような楽しさ。テクノロジーよりも創意工夫とイマジネーションを武器に構築された楽曲たちはマニアックでありながら耳になじみやすく、ノスタルジックでありつつどこか斬新で、大物感とは無縁のニセモノくささがほのかに漂う。ビートルズよりもウイングスが好きだったあなた、ELOや10cc、さらにはパイロットといった名前に過剰反応してしまうあなたには、長く付き合える1枚になるはず。
ちなみに表題は、彼の飼い猫がいつも戯れている猫用玩具の名称に由来するのだとか。で、この音楽には人間すらもじゃれつかせる力がある。







