クイーン+ポール・ロジャース
『ザ・コスモス・ロックス』
ご紹介が少々遅くなったのは、2005年に行なわれた日本公演の模様を収録したライヴCDが付いたスペシャル・エディションの登場を待っていたから。もちろん“新作”のほうだけでも充分に聴くべき価値はあるのだが、どうもこちらだけだとクイーンの作品という感じがしない。
フレディとジョンが不在の状態でブライアンとロジャーがクイーンを名乗ることについては実はさほど抵抗を感じていないのだが、逆にこの名前自体が、この作品の魅力を伝えるうえで障害にもなるのではないかと感じるのだ。
確かにクイーンらしさは随所に感じられるし、僕はクイーンもポール・ロジャースも大好きだ。
が、なんだか歌いっぷりがあまりに立派過ぎて、完璧以上の状態に復元された歴史的建造物を見ているかのような印象。
とか言いつつ、そのたたずまいを飽きもせずずっと眺めていたりするわけなのだが。



