ザ・ヴァインズ
『メロディア』
“ニルヴァーナ・ミーツ・ビートルズ”というベタな形容とともに、オーストラリア出身のこのバンドによるデビュー作がもてはやされたのが2002年のこと。英国では『NME』の表紙を年間4度も飾ったというのだから、彼らがいかに大きな嵐のなかにいたかがわかるし、同時に、あらかじめ彼らを一発屋と見なしていた人たちが多かったはずだということも推察できる。
確かに当時のザ・ヴァインズは必要以上に評価され、消費されていたともいえる。が、この通算第4作が証明しているのは、彼らが嵐に巻き込まれながらも自分たち自身のスタンスを守り抜いていたということ。
冒頭に用いたのと同じ言葉を繰り返して使いたくなるような音楽スタイルは相変わらずだが、とにかく曲がいい。
ボーナス・トラックを含めて全17曲を収録していながらトータル40分に満たない潔さも気持ちいい。



