ジャクソン・ブラウン
『時の征者』
代表曲のひとつである「孤独なランナー」を、自身がまったく支持していない共和党のマケイン陣営に無許可でTV-CFに使用されたとして、同氏を告訴。そんなニュースも記憶に新しい“西海岸の象徴”も、実にこの10月9日で60歳になるのだという。
しかし通算13作目のオリジナル・アルバムにあたるこの6年ぶりの新作に封じ込められている“誠実さ”をそのまま音声に変換したかのような歌声の響きは、70年代当時そのままというか、むしろあの頃よりも艶やかで、伸びやかで、当然ながら深みも増している。
楽曲も粒揃いだし、素材の味をシンプルに伝えてくれる作風も心地好い。
マーク・ゴールデンバーグをはじめ、愛好家たちにはおなじみのメンバーたちに囲まれながら完成されたこの作品を引っさげ、11月には4年ぶりの来日公演も行なわれる。
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