クロスビー、スティルス、ナッシュ&ヤング
『デジャ・ヴ・ライヴ』
ニール・ヤングの『リヴィング・ウィズ・ウォー』はブッシュ政権やさまざまな“現代の戦争”への批判精神を背骨とする作品だった。彼の活動は“点”のまま終わることはなく、デヴィッド・クロスビー、スティーヴン・スティルス、グレアム・ナッシュとの再合体によるツアーというカタチで“線”を描いていった。
2006年に行なわれたこのツアーは『FREEDOM OF SPEECH』と銘打たれて北米35箇所で展開され、その一部始終はフィルムに収められていた。
そして生まれたのが、2008年1月に開催されたサンダンス映画祭のフィナーレを飾る作品として公開された『CSNY/DEJA VU』で、本作はそのサウンドトラックということになる。時代が彼らを呼び戻したと言えば、聞こえはいい。
が、本来は、ふたたび彼らが何かを訴えなければならない時代になってしまったと解釈すべきなのだろう。



