ソーホードールズ
『ソーホードールズ』
英国を拠点とする5人組の新鋭。このデビュー作に詰め込まれているのは、スタイリッシュさと猥雑さの同居するエレクトロでグラマラスなロック。
ヴィジュアル系と見紛うようなたたずまいのバンドを従えて歌う紅一点のマヤ・ヴォン・ドールは、モデルばりの容姿で、幼少期をベイルートやキプロスで過ごしてきたという背景を持つ。
さらにギタリストのトニ・セイラーは、フィンランドの孤児院育ちというドラマの持ち主。そんな2人の出会いがバンドを誕生させ……なんて物語はあまりにも出来過ぎだが、そうした少女漫画的温度感は、音楽そのものの空気感にも共通する。
誤解を恐れずに言えば、いい意味で嘘っぽくて、過剰なリアルさがないのだ。
ボーナス・トラックのうち1曲がハノイ・ロックスのカヴァーだったりする事実には素直に驚かされたけども。



