デス・キャブ・フォー・キューティー
『ナロー・ステアーズ』
通算6作目、メジャー移籍後2作目にあたる約3年ぶりのニュー・アルバム。どこか"頭でっかちな学生バンド"といった印象を抱いてしまうのは、単純に僕自身がいまだにこのバンドの出発点が"オタクな大学生たちの集合体"であることを忘れられずにいるからかもしれない。
が、すでに10年以上のキャリアを重ねてきた彼らは今やシアトル界隈を代表する存在であり、本作自体も全米アルバム・チャート初登場で1位を獲得しているほど。
で、敢えて暴言を吐いてしまえば、こうしたヒネクレ気味のマニアックなロック作品が、インパクト勝負のゴージャスな作品群に負けずに頂点をきわめてしまうことがあるアメリカという国の音楽シーンは、やっぱりまだまだ侮れないと痛感させられる。
さりげない傑作である。



