まるでコンセプトモデルVT1300CX
細く流麗なデザインのハイネックスタイルに1300cc大排気量Vツインを合わせた最新ビッグクルーザー
(右)細く流麗なタンクデザインを邪魔しないシンプルなダイヤモンド形状メーター。コンパクトなパネル内には速度計と液晶のオド、トリップメーターを配置する
(左)すっきりとした足回りには、フットブレーキの操作で前・後輪が連動するコンビブレーキシステムとABS機能を組み合わせた「コンバインドABS」技術を投入
(右)心臓部には1312㏄水冷OHC52°Vツインエンジンを搭載。電子制御燃料噴射装置の採用とあわせ、広い回転域で優れたスロットルレスポンスを実現している
(左)駆動システムにはメンテナンスフリーで耐久性と静粛性に優れたシャフトドライブを採用。また、エンジン後端部にスイングアームの支持部を設けることで振動を抑えている
金山史佳の見解
「東京モーターショーで発表されたコンセプトモデルにそのままナンバーが付いてる!」
これが公道でVT1300CXを目の前にした第一印象。
実際、昨年の東モではすでに市販車両としてお披露目されていたわけですが、一瞬そんな勘違いをしてしまうほどにこのバイクの出で立ちにはパンチがあるのです。
昨年4月、北米モデル「Fury」として先行販売されたこのモデルは、クルーザーの本場アメリカですでに3000台を受注するヒットを記録。市況は厳しくとも、こだわりを突き通したプロダクトは強いのだ。やるじゃん、ホンダ。
全長2・5m超えの迫力たっぷりのボディに跨ると、意外にも身長168㎝のワタシでもすんなりと受け入れてくれるポジションで、この手のクルーザーにありがちな、シートの上での体のおさまりの悪さが全くない。コーナリング時に多少、ハンドルが遠くなるくらいで、足つき性も良く安心感も十分。
乗り味はというと、余分な振動を抑えながら低中速度域での力強さを感じさせてくれるエンジンは最高出力54psのスペックよりもずっとパワフル。また、図らずも試乗中にABSを体感する機会を得たのだが、とっさのブレーキ操作からリアタイヤに伝達、調整される制動力…なんというか本当によくできてる。
要らないものは全てはぎ落したような前衛的なデザインとそこに搭載される最新技術。
悪っぽいのにデキるところがやっぱりホンダっぽい。






