走り込みたくなるハーレー SPORTSTAR XR1200X
ダートトラックレースで一世を風靡し1970年代のレースシーンを沸かせたXR750そのイメージを守りながら足回りを強化した2010年モデルXR1200Xをモータジャーナリスト丸山と本誌金山がジャッジ!
■SPECIFICATIONS(SPORTSTAR XR1200X)
■TRANSMISSION:5-SPEED ■LENGTH:2195mm
■WIDTH:930mm ■HEIGHT:1150mm ■WEIGHT:264kg
■WHEELBASE:1515mm ■SEAT HEIGHT:795mm
■ENGINE:V2 (Evolution) ■DISPLACEMENT:1202cc
■TORQUE:91Nm/3500rpm
■TIRES:F:120/70ZR18 R:180/55ZR17
■PRICE:1,500,000yen
丸山 浩の見解
フラット・トラックレーサーをモチーフに制作されたポジションは、ハンドルが幅広でタンクが狭く、ニーグリップがしづ
らいなどのハーレー独特の特徴こそあるものの、ステップがシートの真下にきたことで積極的に体重移動を使ったライディン
グが可能になっている。ハーレーとしては新しい思想のポジションだ。
エンジンも、これまでのスポーツスターより明らかにレスポンスが向上。それでもハーレー独特の鼓動感は健在で、そのエ
ンジンフィーリングから、やはりハーレーだと思わせられる。スロットルを開けたときの吸気音を使って力強さを演出してい
るのも、いかにもハーレーらしい味付けだ。
2010年モデルでフロントにショーワ製フルアジャスタブルBPFフォーク、リアにも同じくフルアジャスタブルサスを装着し、スポーティなルックスに見合う性能を手に入れた。前モデルでは、ヨーロピアンスポーツのようにフロント荷重でコーナーでの旋回性を引き出す走りができなかった。
ステップが接地するくらいバンクさせていくと、フロントが逃げ出してしまうのだ。しかし、今回のBPF装着で、加減速にもフロントフォークがしっかり応答し、コーナリングを楽しめるマシンとなった。
ビューエルとまでは行かないが、走りの性格はアメリカンと国産の中間に位置し、なによりハーレー独自の感性に響くエンジンフィールに「峠で操る」楽しみが加わったことこそ、このマシンの醍醐味だと言えよう。






