YAMAHA Moto GP直系の本領 YZF-R1
MotoGP世界チャンピオンマシンの技術をエンジン、車体へと惜しみなくフィードバックした7代目。クロスプレーン型クランクシャフトを採用した新エンジンの新たな感覚をジャーナリスト丸山と編集長堀江がジャッジ!
SPECIFICATIONS(YZF-R1)
TRANSMISSION:6-SPEED
LENGTH:2070mm
WIDTH:715mm
HEIGHT:1130mm
WEIGHT:212kg
WHEELBASE:1415mm
SEAT HEIGHT:835mm
ENGINE:INLINE4 DOHC
DISPLACEMENT:997cc
POWER:145ps/11,000rpm
TORQUE:99Nm/10,000rpm
TIRES:F:120/70ZR17 R:190/55ZR17
PRICE:1,417,500yen
丸山 浩の見解
ヤマハのデザインセンスの高さは海外メーカーと比べてもまったく見劣りをしない。それはデザインのためのデザインに走ることなく、機能に基づいた意匠を正しくカタチにしているからだ。
コンパクトにまとめたエンジンを包み込むようなアルミデルタボックスフレーム。それを覆うカウルの先端は冷却効率を考えてヘッドライト一体式のエアインダクション吸入口となっている。カラーリングも渋く、このブラックは比較的おとなしめだが、他にヤマハブルーや、赤いフレームとの組み合わせになるホワイトも用意され、インパクトはバツグン。
走りはオールマイティ。低速ではツーリングバイクを凌ぐような太いトルクでゆったりと走れるし、ピーキーに攻めるときはレーシングバイク並みにグッと戦闘的なライディングが楽しめるのだ。
このYZF -R1には吸排気系に様々な電子制御技術が組み込まれていて、エンジンが要求する吸入空気量を最適に制御しながらトルク特性を理想的にコントロールしている。特にファネル長の切り替えシステムは有効で、9400rpm以下ではロングファネルだが、それ以上の回転域になると上部が切り離されてショートファネルとなり、中低回転と高回転両域のバランスを実現している。またスロットルサイドにはプッシュボタンで出力特性を3パターンに切り替えられるD-MODEが装備される。これはパワーそのものを変えるのではなく、あくまでも特性を変化させるものだ。
スポーティさと穏やかさをあわせもつR1は、まったくもってバリューフォーマネーな一台だ






