DUCATI 世界で最も美しいネイキッド STREET FIGHTER S
08年ミラノショーで"最も美しいバイク"に選ばれたボディにスーパーバイク「1098」からアップデートされたエンジンと公道仕様のトラクションコントロールを採用ドゥカティ発のスーパーネイキッドをジャーナリスト丸山と編集長堀江の2つの視点からジャッジした
オーリンズ製Fフォークとカーボン製Fフェンダー、ツインラジエターを採用
(左)シングルランプのヘッドライトとLED製ポジションライトを採用。同じくテールランプもLED製
(右)メーターにはトラクションコントロールの作動状態とレベルが表示される
(左)スーパーバイク1098をアップデートした1099ccLツインエンジンを搭載
(右)先鋭的なデザインを崩さずに仕上げられたリア回り。タンデムシートカバーは標準装備
堀江史朗の見解
ストリートファイターというネーミングから、ドゥカティ流に新しくネイキッドを開発したと勝手に解釈していた。ルックスは確かに前衛的でアグレッシブだし、不良っぽさを意識したディテイルはさすがのクオリティである。
だが、いざ走り出してみると「乗りやすい普通のバイクだなぁ」というのが正直な印象。それほど高くないシートハイトとすっきりとしたタンク。両手を伸ばすとちょうどそこにグリップが鎮座していて、すんなりとポジションが収まるのだ。ハンドルバーはやや広め。急減速をしても重心がフロントサスペンションのセンターに残ってくれるので、安定感も抜群だ。では、ただの大人しいバイクかというと、本性はまったく逆であった。
走り込んでいくと無駄な粘りがまったくないことに気付く。ちょっとしたコーナーでも楽しく攻めることが出来る。何よりも魅力なのはその軽さ。この排気量で167㎏とは驚異的だ。パワーは回転数に合わせてリニアに絞り出されるイメージだが、乱暴にスロットルを開けても新開発のトラクションコントロールがそれを察知して、きちんと姿勢を制御してくれるのだ。
量販車をパワーアップしたり足回りを強化していくのがチューニングならば、このストリートファイターはレーシングマシンをベースにして街乗りもできるように調教したもの。そもそも入り口が異なるのだ。バイクらしさを追求するとこうなるのか。新しいドゥカティの方向性が少しずつ見えてきた。










