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YAMAHA最強V4モデルV MAX

Hatenaブックマークに追加 この記事をクリップ! 2009/06/11

「誰も全開にした者はいない」。誕生とともにそんな逸話を残した初代登場から24年排気量を1.2ℓから1.7ℓに拡大し確実な進化を遂げた第2世代をジャーナリスト丸山と編集長堀江の2つの視点からジャッジした

■SPECIFICATIONS(V MAX)
■TRANSMISSION:5-SPEED ■LENGTH:2395mm
■WIDTH:820mm ■HEIGHT:1190mm
■WEIGHT:311kg ■WHEELBASE:1700mm
■SEAT HEIGHT:775mm ■ENGINE:V4 DOHC
■DISPLACEMENT:1679cc
■POWER:151ps/7500rpm
■TORQUE:148Nm/6000rpm
■TIRES:F:120/70R18 R:200/50R18
■PRICE:2,310,000yen
丸山 浩の見解

セルボタンを押すと、体の下で何かが蠢うごめく気配がする。151 ps・V4エンジンが紡ぐ独特な音と振動は、メカニズムというより、生き物の鼓動。セルボタンは、V MAXという名の生命体を目覚めさせる合図だ。

アクセルを開けると、どの回転域からでも怒濤の加速を見せる。ホイールベースが長く、低く構えたフォルムだから、フロントが浮いてしまう心配が少ない。だから、ためらうことなく全開にできる。

国内仕様はフルパワー仕様より約50ps抑えているが、パワーの目減り感は少ない。エンジンの最高出力の差は、より高い回転数で利いてくるもの。低・中回転域でのブ厚いトルクに任せた加速フィールを楽しむV MAXにとって、さほど大きな問題ではないのだ。

ハンドリングは意外なほど軽快。S字の切り返しなどはスパスパと小気味よく決まる。バンク角が浅く、何よりも300㎏オーバーの車重もあって、コーナーを攻める気にはならない。

だが、V MAXは「直線でカッ飛ぶ」と割り切った特性だ。コーナーで無理をしなくても、直線で十分楽しい。峠でさえ、実は直線の比率がかなり高いもの。だからV MAXは、楽しめるステージも機会も多い。

独特なコンセプトと、それを見事に具現化したマシン特性、そして各パーツの質感へのこだわり。輸入車並みのクオリティの高さを持っているV MAX。200万円オーバーの価格は、その個性と価値観に納得ができるなら、決して高くはない。
金山史佳
  • 金山史佳

  • ひょんなことからEDGE編集部に迷い込み、気がつくと4輪AT限定解除、2輪中型大型免許を取得。現在、主にEDGE本誌でバイクの特集・連載の編集として奮闘中。
    愛車歴4輪:M・ベンツ「C200コンプレッサー」、ポルシェ「ボクスター」2輪:BMW「F800S」、BUELL「XB12Scg」

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