KTM 1年後の熟成 1190RC8 R
縦目一眼のヘッドライトが印象的だ
馬力はRC8+10psの165ps
堀江史朗の見解
RC8のV型2気筒エンジンのボアを2㎜広げて1194㏄にしたのがRC8R。ブランドコンセプトである「Readyto Race」に忠実に仕上げられたフラッグシップモデルは、見るからに切れ味が鋭そうな迫力のエクステリアだ。オレンジ塗装のクロームモリブデン軽量フレームやブラックコートのダブルスイングアームが、ライダーに「乗り切る覚悟」を強いているように感じさせる。
ポジションは比較的リラックスしていた。シートハイトも高すぎず足付き性にも優れる。ハンドルバーとの高さのバランスも自然で、ツーリングにも十分使えるような快適さだ。そして気に入ったのはメーターのデザイン。ブラックアルマイト仕様のフォークブリッジに鎮座するマルチパネルは、走行中でも各種インフォメーションを瞬時に伝えてくれる優れもの。アンダーフロアのエグゾーストシステムはマスの集中にも貢献。どちらかというと低くフラットなサウンドはトルクの太さを感じさせてくれる。またハンドリングはとにかくシャープだった。
一つだけ残念なのは国内仕様の絶対パワーが101.に設定されていること。本国仕様の165.だったら、どんな印象になるのか想像するだけでワクワクする。さらにホームページの解説には「オプションのスポーツキットを装着すると最高出力は約180.に達する」とある。もちろんクローズドコースに限った仕様だと思うが、一度でいいからフルパワーの「R」に乗ってみたい。
昨年登場した第1弾モデル「1190RC8」
スーパースポーツカテゴリーで猛威を振るう国産4気筒勢に、 2気筒で単身対抗していたドゥカティ。
熟成を重ね、ようやく肩を並べた頃、彗星のように登場した2気筒がRC8だ。
WPの前後サスをセットした184kgの軽量な車体に152psの高出力エンジンを搭載し、衝撃のデビューを果たしたRC8。
KTMの本気度を見せつけた






