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SUZUKI GSX-R1000

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格闘技を習得する感覚で乗りたい 超本格派レーサーレプリカ

SUZUKI GSX-R1000

PRICES : 1,386,000yen
SPECIFICATIONS
LENGTH : 2030mm
WIDTH : 710mm
HEIGHT : 1130mm
WEIGHT : 166kg
WHEELBASE : 1405mm
SEAT HEIGHT : 810mm
TRANSMISSION : 6-SPEED CONSTANT MESH
ENGINE : INLINE4 DOHC Liquid-Cooled
DISPLACEMENT : 999cc
FUEL TANK : 18ℓ
TIRES : F : 120/70ZR17 R : 190/50ZR17

スズキ・アドバンスト・エキゾースト・システと呼ばれる大型のマフラーが特徴的。排気音は低くなく軽くなく耳に心地よい。

フロントの倒立フロントサスと310mmに大型化されたディスクと4ポッドキャリパー。アナログ式タコメーターとデジタルの速度計およびオイル圧や燃料計も装備。ちなみに1速のまま100km/hオーバーが可能。リアスイングアームは鋳造と溶接付けの複雑な構造。フットペグは高すぎず快適な走行が可能だ。

2輪レース世界における日本のポジションはとてつもなく甚大!
もっとレーサーレプリカが街中で見掛けてもいいのになぁ

GSX-Rシリーズの歴史は古く初代GSX-R750は1985年の発表。他メーカーのレーサーレプリカとは一線を画して本格的な軽量化を図ったオーセンテ ィックさがウリだった。翌年には1100が追加されて しばらくは2 車種構成が続いたが、1999年に隼という1300ccモデルがデビューし、同時に1100が消滅。その後2001年に750ccをベースにしたハイパワーバージョンとしてGSX-R1000が登場して今に至っている。この2001 年モデルは160馬力で170kg。パワーウエイトレシオが1.063kg/ps という市販車最強のスペックを誇っていた。残念ながらこの2005年モデルでは馬力やトルクなどが公表されていないが、データ的にはそれを上回るだろう。

さて試乗である。「なんてコンパクトなバイクだ」。これが最初の印象だった。サイズだけで考えれば 400ccクラスと言われてもわからない。旧型GSX-Rに比べて全長で40mm短縮、ウインドウスクリーンから地面までは45mm低くなっている。またシートからハンドルバーまでの距離も40mmも近くなっているそうだ。アルミ合金製フレームはまったくの新開発。剛性を見直すとともにステアリングヘッドやエンジンマウントに鋳造パーツを用いて相乗的な補強を図っている。

また手の込んだ作りのリアスイングアームは、マフラー(正しくはスズキ・アドバンスト・エキゾースト・システム)をより車体に近づけるように複雑な構造をもち、バンク角を稼いでいる。よりコンパクトさにこだわった効果は絶大で、高速コーナーに勢いよく飛び込んでも路面の状況が不安なくフィードバックされてくる。荷重移動にそれほど気を使うことなく次のコーナーへと向かえるのだ。

クロスレシオのシフトフィーリングもスムーズで小気味よい。スパッスパッと決まるシフトの感触は特にシフトダウンにおいて顕著で、バックトルク・リミッター機能はサーキット走行には威力を発揮するだろう。ブレーキのパフォーマンス強化もうれしい。10mm大型化され310mmとなったフロントブレーキにはラジアルマウントされたTOKICO製4ポッドキャリパーが組み合わされている。タッチはこれもスムーズ。リアブレーキとのバランスもいい。扱いやすいがキレもすごい。乗るほどに本気度が引き出されるような感覚である。

このGSX-R1000は逆輸入車。スズキの輸出モデルを扱う伊藤忠オートモビルが輸入元になっている。2005年11月からは新車保障期間を2年に変更。販売網も全国にあり安心だ。

SUZUKI GSX-R1000

2006年モデルにはスペシャルカラーの限定モデルが追 加される。ヨーロッパ限定色として用意されていたバージョンで、ソリッドブラックとメタリックマットブラックの組み合わせとなる。発売は2006年2月中旬の予定だ。標準色のスズキディープブルーとパールもいいが、このブラックも迫力があって興味深い。
http://www.motomap.net/

文/堀江史朗 写真/桜井健雄
text/HORIE Shiro photos/SAKURAI Tatsuo