DUCATI MONSTER 400
中型限定免許で乗りたいドゥカティ
DUCATI MONSTER 400
フレームまで同色に塗られた赤いボディカラーがとても綺麗だったので、東京タワーのイルミネーションの下で撮影をしてみることに。ディスクブレーキローターのゴールドカラーとのバランスもよく予想以上にクリスマスの雰囲気にマッチしていた。L字型エンジンの真下を通るマフラーの取り回しが巧妙だ。価格は税込みで81万9000円也
L型2気筒398ccエンジンは最高出力32.4kw/10500rpm、最大トルク 34.3Nm/8750rpmを発揮。電子燃料噴射装置もマレッリ製だ。マルゾッキ製のフロント倒立フォークには320mmの ディスクホイールとブレンボ製4ピストンブレーキキャリパーが装着されている。このデザインだけでもマニア垂涎の価値だ。
アルミ製マフラーは2本出し。高域ではピーキーさを抑えたきれいなサウンドを奏でてくれる。レッドゾーン表示のないレブカウンター。結構スムーズに回ってしまうから面白い。エンジン位置が低く低重心さがよくわかる。
憧れのインポートバイク、ドゥカティに日本専用モデルがラインナップ 斬新なデザインはそのままに取り回しの良さが大きな魅力。
その満足度は?
スチールパイプを組み合わせたトレリスフレームを特徴とするモンスターシリーズ。スーパーバイクを起源とするモデルだけに、いかにもネイキッドバイクらしい骨太さを大切にしたデザインが特長の挑戦的なモデルだ。そしてこの400というグレードは日本専用に用意されたモデル。日本ローカルの免許制度を鑑みて、ドゥカティというブランドには憧れるけれど大型は必要ないというユーザーをターゲットにした戦略的なプロダクトといえる。さて今回の試乗にあたっては事前情報をなるべくインプットしないように心掛けてみた。小さな頃からバイクが大好きだった僕にとって、ドゥカティはブランドパワーがあまりにも強すぎる。中型の、しかも日本専用モデルとなるとなおさらバイアスが掛かりそうな気もするので、感じたままの素のインプ レッションを大事にすべきだと考えたからだ。
またがってみるとポジションはとても自然だ。やや前方にスラントしたシートは適当に安定しており、 やや広めのパイプハンドルはグリップ位置が低めでネイキッドとしてはちょうどよい姿勢が取れる。車重が168kgしかないため、マスをまったく意識する必要がなく不安感はまったくない。
セルボタンを押す。燃料噴射システムのおかげか、L型空冷ツインは何のストレスもなく目覚めてくれた。マニエティマレリ製メーター内の油温インジケーターが数字を示すのを確認して発進。加速はとりあえず紳士的。この排気量なので仕方ないところだが、低速域においてはスロットルの開き方とエンジン回転数の上昇、そしてパワーの出方がリニアに相関していないようなもどかしさが残る。ただ6000回転を超えるあたりから印象がまったく変わり元気が出てきた。ライダーを含めて重心が一箇所に集まっているような軽快さ。ブレンボのブレーキは温まってくると効きやタッチがよくなってきた。あぁやっぱりホンモノのドゥカティだと確信。何より眺めているだけでも楽しめるデザインはうれしいものだ。
DUCATI S2R
空冷803cc2気筒エンジンを搭載するスタイリッシュなモンスターシリーズの代表的な1台。レースを通じて開発された電子制御燃料噴射を採用。ダウンシフト時に働くスリッパーAPTCクラッチがハードライディングでも最大限の安全性を確保する。
110万2500円
DUCATI S4R
L型2気筒燃料噴射デスモクアトロ996ccエンジンのパワー&トルクは強大。117馬力に181kgの重量というバランスは最高だ。カーボン製のマッドガードとラジエターカバーを採用したスタイリングは美しい。リアショックもSHOWA製を採用。
162万7500円
text/HORIE Shiro photos/SAKURAI Tatsuo










