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『週刊ワーゲン』の企画、その背表紙から考えたこと

Hatenaブックマークに追加 この記事をクリップ! 2010/01/20

Mobilのポスターや企業ロゴを手がけてきたのはフランスのサヴィニャック、アメリカのR.O.ブレックマンなど、雑誌・広告界の歴史に残るイラストレーターたち。当時のポスターなどはヴィンテージ広告として、今も好事家の垂涎の的である

1月7日のBlogでも紹介した、今回のDaily EDGEゲスト、町田忍さんが所蔵していた『週刊ワーゲン』。PR誌なので正確な発行年月日は記載されていないが、「かぶと虫輸入25周年記念号」とあるように、1977年頃発行されたもののようだ。既報のように内容の充実ぶりを現す表紙の見出しもまた強力。その見出しを片っ端から拾ってみると……。

「最新情報 専門各誌が試乗・分析したゴルフDの性能と評判」
「ワーゲン物語 ビートルにいまも生きているポルシェ博士の信念」
「町で見かけた われらワーゲン党」

といった企画はさすがに『週刊ワーゲン』。ヨーロッパで発売されたばかりの「シロッコ・アウディ80 試乗徹底分析」も当時のヤナセが扱うドイツ車の特集となっている。

その他、「ゴルフには洋館と港町がよく似合う」というグラビアページでは小樽と横浜ロケを敢行。「ルアー&フライ入門 スポーツフィッシングを始めよう」といったライフスタイル提案のページもある。輸入車文化を定着させるためのさまざまな提案がなされている。『EDGE』とは切り口こそ違えど、「輸入車のあるカーライフ」を新たなステージに押し上げるための提案という意味では同様だ。

ひとつ違いがあるとすれば、裏表紙に掲載された「モービル1」のビジュアルのテイスト。現在、編集や広告でこうしたリアルな表現をする場合、CGの手を借りることがほとんどだ。だが精緻な手書きイラストにはCGにはない力強さがある。先端のテクノロジーとは異なる味わい深さ。それは旧車ならではの深い味わいにも似ている。無限の過去の積み重ねの上に現代はある。そうした無数の選択肢がある時代に生まれたことを感謝したい。

Creative Director ま(BaBaKiKaKu)

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