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恐るべき収集家の底力

Hatenaブックマークに追加 この記事をクリップ! 2010/01/07

「週刊ワーゲン」のキャッチコピーは「かぶと虫輸入25周年記念号」。カタログに書かれた「かぶと虫」という文字など、コピーワークのテイストが現在の広告コミュニケーションとはひと味違うのもまた興味深い

いよいよ、明日からスタートする次回Daily EDGE。今回はとある収集家と、その愛車であるフォルクスワーゲンTYPE1が登場します。

数十年乗り続けたとは思えないビートルのコンディションの良さにも驚嘆させられましたが、さらに驚いたのが購入前後に集められたという資料の数々。その方の事務所には、往時のカタログや販促資料の数々が所蔵されていたのです。

なかでもビックリしたのは『週刊ワーゲン』という全120Pの"雑誌"。どうやらアニバーサリーを記念して、当時フォルクスワーゲンを扱っていたヤナセが発行した媒体のよう。作りとしては『週刊プレイボーイ』のような"活版系"週刊誌のパロディでしたが、凄まじいほどのクオリティに仕上げられているのです。

ほぼすべてのページが特集扱いで、「ワーゲン物語~ビートルは天才ポルシェ博士の技術と信念の最高傑作車」という"ビートル誕生物語"や、三本和彦氏と松岡きっこさんの対談など、全ページが商業誌レベルの出来映え。梁瀬次郎社長(当時)の書き下ろし原稿に「今日の如き安定より低成長の時代」と、まるで2010年現在を思わせる記述があったかと思えば、デザイナーの山本寛斎氏や写真家の立木義浩氏などがデザインしたビートルまで登場しています。

もちろん時代もあってそれなりの予算もついたのでしょうが、まだ世の中にない媒体を(パロディとはいえ)イチから作り上げるのは並大抵ではありません。「週刊」とは名ばかりの単発の媒体に「ここまでやるか」という当時の職人の気概のようなものを感じました。

あまりに中身が濃すぎてとても書ききれないので、内容については、明日から始まるDaily EDGEや今後、本Blog等でも取り上げていく予定。乞うご期待!

Creative Director ま(BaBaKiKaKu)

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