大阪と名古屋にアストンマーティンラピード上陸
アストンマーティンが4ドアを作ったら・・・
その解がこのラピードだ。
先日、東京で行われた発表会で見たその姿は
まさに4ドアDB9。とにかくカッコイイ。
気になるお値段は約2300万円。
アストンなのに、4ドアなのに安い!?
今週末6月19日(土)・20日(日)には、
大阪と名古屋のショールームでもお披露目されるという。
購入予定の方も、単なるご近所さんも、一見の価値ありです。
http://www.astonmartin-hakko.co.jp/tnews_10_06_14.php
藤野太一
北京モーターショーは世界最大?
ついにアメリカを抜き世界最大のマーケットとなった中国自動車市場。
国を挙げて取り組む上海万博の準備で盛り上がる中国。
北京で開催されたモーターショーの取材に出掛けてきた。
プレスデー初日からあまりにも多い取材陣で事務局は大混乱しており、
まともなプレスパスも発行されないほどの盛況ぶり。
海外メーカーとの合弁系や中国オリジナルのいわゆる民族系など出展は多数。
電気自動車にも国政として力を入れていることもあり、
メーカーの数は約100社にも上るとのこと。
各社ともブリフィーングには力がこもっており
日本メーカーはほぼトップが出揃った。
その他ブランドもたとえば
フェラーリは599GTOを
またMINIは4ドアのカントリーマンを
またメルセデスもシューティングブレークを
それぞれワールドプレミアム(世界初公開)とするなど
雰囲気としては世界最大規模といっても過言ではないほど。
だが中国国民の年収に比べてクルマの価格はまだまだ高い。
イメージとして日本価格の2倍程度と考えてもらえばいい。
中古車マーケットはまだ確立されていないが
相場の高さは新車人気に比例するという。
ランボルギーニのディーラーを訪ねて
「どんな人が買うのか」とガードマンに訪ねてみた。
購買層は30代と若め。
成功した企業のオーナーの2世などが競って買っていくという。
もちろんもう少し手頃なクルマならば状況は変わるのだろうが
出来れば彼らが単なる金持ちの道楽ではなく
本当に楽しいモーターリゼーションの先駆になっていくことを期待したい。
堀江 史朗
ミッドタウンでバギーコンサート
バギーと言ってもオフロードをビュンビュン走るバギーではなく、乳児を守るベビーカーのこと。
友人であるバイオリニストの高嶋ちさ子さんが「赤ちゃんをもったお母さんお父さんでも、子供がグズることを心配することなくリラックスしてコンサートを楽しんでほしい」というコンセプトで始まったユニークな音楽会。昨年の11月に続き今春で2回目になる。
今回も多くのスポンサー協賛をいただけたようだが「自分が実際に使ってみて本当に気に入ったものだけを紹介したかった」ということで、ベビーカーや絵本、食品など様々な「お気に入り」の商品が陳列されるコーナーもあり、その中に新型Eクラスワゴン・ブルーテックとBクラスの2台のメルセデスも協賛展示されていた。さすがはメルセデスベンツ日本!懐が深い!
さて、ご自身が2児の母ということもあり、子供たちへの気使いはたっぷり。子供にバイオリンを弾かせる体験コーナーがあったり木佐彩子さんや清原亜紀さん(清原選手の奥さんです)による絵本の読み聞かせがあったりと、子供も大人も楽しめるイベントだった。
収益金お一部は「子どもの村 福岡」という特定非営利団体へ寄付されるとのこと。
次回は10月頃らしいです。
堀江
アジアンリゾート
用事があってベトナムに行ってきました。
13年前に訪れたときはイミグレーションで携帯を没収され共産圏であることを痛感したものだが、今回はすんなりで拍子抜け。どうやらホーチミンだけでも日本人居住者は数万人レベルに達しているらしい。
深夜のホーチミン空港は「どうしちゃったの?」というほどの人込み。旧正月が近かったこともあり街も人で溢れ返っていた。トランジットが中途半端だったので、なんとか市内のホテルまでたどり着き4時間ほど仮眠を取ってまた空港に戻ることにした。
早朝6時の飛行機で向かった先はニャチャン。東京と名古屋ほどしか離れていない漁港だが近年はリゾート開発が進みゴルフ場開発もどんどん進んでいる。ビーチだけを見ていると「ここはワイキキか?」と勘違いしてしまうほどの快適さ。喧噪を逃れ小さなボートに乗って向かった先はシックスセンシズ ハイダウェイ ニンヴァンベイ。何にもない、何も起こらないアンニュイな場所です。
いわゆるリゾートシーズンは日本人も大勢くるようだが、この時は欧州ばかり。スタッフに尋ねると1か月以上の長期滞在で最も多いのはドイツ人とのこと。フランクフルトからタイ・バンコク経由で来るのだろうが、アジアンリゾートの魅力はその距離を越えるのか。豪州、中国観光客も多く、もはや日本人は相対的に金持ちではなくなっている。
用事を済ませ、妙に豊かなロシア人と仲良くなって帰ってきました。たまにはこんな時間も大事です。
堀江
2010年2月18日 佐藤琢磨記者会見全文【5/5】インディカーシリーズ参戦決定!
Q 去年、インディ500に行ったときに興味が高まったと仰いましたが、きっかけとなったようなアドバイスや近い方からの後押しのようなものはあったんでしょうか。
佐藤 まずはインディのチームからの強い、なんて言うんですかね、おすすめというか(笑)。「百聞は一見に如かず」じゃないですけども、「とにかく、見てくれ」と。そういう意味では僕もHondaさんを通してですが、F1マシンと、インディカーでの混走でオーバルを少し走った経験がありまして、もともと興味はありました。ただ、インディカーのシリーズ――それもインディ500という、決勝日当日だけで40万人以上の人が集まるという単日開催のイベントとしては世界最大のスポーツイベントを肌で感じてみたかった。それもデモ走行ではなくて、シリーズの一戦で、チームが本気で走るシーンというのを見てみたかったんです。初めてインディ500に行ったときには、度肝を抜かされたじゃないですけれど、本当に驚きました。オーバルを走る難しさというのは、外から見ていてもよくわかる。僕は1コーナーの内側から見たんですけども、いわゆる「全開で入る」といっても、簡単な全開ではなくて、本当に車がスライドしている。ドライバーによっては370kmで車がスライドしているところを押えつけて走っている。あれはドライバーから見ても、ものすごい驚きで、ショックを受けました。こんなに凄い世界なのかと。その後でどういう風に予選、あるいはプラクティスを進めていくのかといったエンジニアリングサイドを見せていただいて、これは凄いシリーズだなと非常に驚いた。そういう意味では、インディ500を観に行ったときに、興味というのが一気に高まったと思います。
Q インディ500というのはインディカーシリーズのなかでも、極めて特殊な意味を持っている。ドライバーによっては、シリーズチャンピオンをとる以上に価値があると思っている人も多いと思うんですが、琢磨選手ご自身にとって、インディ500というのはどのくらい特別な存在で、レース人生のなかでどう位置づけられるチャレンジになるのでしょうか。インディ500への個人的な思いとか、そういったものを伺えれば。
佐藤 そうですね。「インディ500」という名前は自分も子どもの頃から知っているぐらい、あまりにも有名で、日本でもある意味ではシリーズ戦よりもメジャーと言えるかもしれませんよね。僕自身インディカーシリーズの前に、インディ500っていうものを知っていたので非常に興味深い。日本でやっていたテレビ中継も、子どもの頃見た記憶があるし。ただ、今回、インディカーシリーズに開幕戦から参戦するにあたって、まずは一戦一戦しっかりと走っていこうと考えています。インディ500は確かに特別なイベントですが、そのうちの一戦という風に今は考えています。いまのところ、特別にインディ500だけをどういう風に走ろうというのはないですね。それよりもまず、24日~25日の合同テストをどうやってね、チームとともに走っていくか。いかにして車を自分のものにしていくか、いかにしてチーム全員と同じ方向を向いていくかというところに自分のエネルギーを割きたい。そこからブラジル・サンパウロでの開幕戦、第二戦、フロリダでの市街地レースを含めて、一戦一戦をまずは集中していきたいです。僕の中で4戦消化した後に、初めて来るオーバルレースが一戦あって、そのオーバルレース第二戦目がインディ500なので、そこで自分がいきなりトップ争いをしてということはまず、難しいかもしれない。そんなに簡単な世界ではないでしょう。もちろんやるからには精一杯走りますけれども、いきなり優勝争いを約束するとか、そういうことではないと思います。ただ、ジミーも今、言っていた通り、しっかりとした環境を整えて、一歩ずつ進めばそこに近づく。それが可能なのがインディカーシリーズの最大の魅力。ですからそれに向けて最高の走りを目指して、一戦一戦走りたいです。僕の中で一番大きなイベントになるのはやっぱりインディ・ジャパンでしょう。9月にもてぎでファンの前でまた走れる日が来たことを、これ以上の興奮はない。まずは3月に始まるブラジルから一戦一戦をしっかり戦って、9月のインディ・ジャパンでファンのみなさんの前、それから今日来ていただいているみなさんの前で、しっかりと力を出し切れるようなレースをしたい。そんなレースがインディ・ジャパンでできるように、これからしっかりと勉強していきたいと思っています。
――質疑応答終了――
ジミー・ヴァッサ アメリカで若いドライバーにとっては、インディ500というのはナンバーワンのレースです。だけどもTAKUが言ったとおり、全部のレースでチャンピオンシップは構成されています。インディ・ジャパンのレースが彼にとっては非常に大切なレースだと思っていますし、そこでは我々が勝てるんじゃないかとも思っています。今年、TAKUがインディ500に出場したとき、今まで経験してこなかったようなことを経験するでしょう。それは言葉で言うのは難しい。実際に走ってみればわかることなんじゃないか。とにかく琢磨をチームに迎え入れることができて本当に嬉しい。チーム全体がとても興奮している。テストをしていい結果を得たので、これからはレースに向けて頑張っていきたい。スポンサーにも感謝している(笑)
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雑感
・最後、スクリーン内のジミーが「行く TAKU」というパネルを掲げる
・恐らく「Go! TAKU」という意味だとは思いつつ、誰も突っ込まず。いや突っ込めず
・そんなスクリーン内の様子には、佐藤琢磨本人も苦笑いするのみ
Creative Director ま(BaBaKiKaKu)
2010年2月18日 佐藤琢磨記者会見全文【4/5】インディカーシリーズ参戦決定!
Q ジミー。インディの先輩としてのアドバイスを
ジミー・ヴァッサ 多分、琢磨にはアドバイスはいらない。彼は非常に優秀な世界でも有数のドライバーであるから、一つだけアドバイスするとしたら……チームオーナーの言うことをよく聞くこと(笑)。琢磨は本当に偉大な素晴らしいドライバーだ。オーバルでも多分、すぐに速いスピードを披露して優勝争いをするようになるんじゃないかと期待しています。オーバルレースで非常に大切なのが、やはり自信と忍耐だと思います。この二つをうまく組み合わせることができれば、勝つことができる。期待しています。
Q 佐藤琢磨さんもオーバルに慣れていくためにどうするか。空気に慣れていくという言葉があります。F1とはだいぶ違うというイメージがあるんですが、そのあたりをどう考えているのか。
佐藤 僕もオーバルの走り方については初めて今ジミーから聞きました。ロードコース、それからストリートのコースに関して言えば、環境は変わりますけれど、そんなに大きな違いはないと思います。これまで走ってきた自分の経験もあるので、順応できると思います。ただ、オーバルレーシングに関しては、ドライビングスタイルから、レースのアプローチのスタイルまですべて違う中で、どれくらい早く、環境になじめるか。それは自分の中でも大きなチャレンジになると思います。そういう意味ではチャンピオンドライバーであるジミーのアドバイスというのはすごく自分の中で心強い。あとそのジミーがオーナーの言うことを聞けと言っていたので(笑)、一つずつアドバイスを聞いて、少しずつスピードを上げていきたいなと。単独走行に関してはそんなに心配はしていないんですけれども、インディではレースになったときには長い時間、他のドライバーたちとサイドバイサイド、テールトゥノーズの闘いがずっと繰り広げられる。すごく楽しみ。今までにない感じだと思う。そんな中で実際、380kmという高速走行で、ドライバー同士の駆け引きだったり、空気を読んだり、あるいは助け合いだったりという意味で非常にクリーンで、しかし激しい、タフなバトルを僕は期待して、走っていきたいです。
Q 日刊スポーツの栗田といいます。おめでとうございます。「かなり待ってもらった」という話がありましたけれど、去年の初めからインディに興味を持ち始めて、本格的に交渉に入られたのはいつぐらいだったのか。待たせてしまった間にはどういうコミュニケーションがあったのか。あとは去年インディ500を見ていなかったら、どういう状態だったか。
佐藤 まず最初にインディ500を見ていなかったらというのは、何て言ったらいいか……。F1で2008年にスーパーアグリとともにまあ、レースの表舞台から引かなくてはいけない状況に陥ったんですけれども、そのときにすでにインディカーの話はいただいていました。ただ、その時は2009年のF1復帰、あるいは2008年度の後半戦に向けての話も多少ありましたから、興味はあったけれど実際、交渉というところまでは行かなかった。その後、2009年の1年間、F1にずっとこだわってやってきたという背景もあり、F1のチームとの交渉が続いていました。ただ、インディ500に5月に行ってからインディのチームとの話しあいも進めていました。ジミーのところ――KVRTというのは、どのチームよりも熱意を持って話を進めてくれた。それ以外にもインディのレーシングチームからいくつか素晴らしい話をいただいたこともありました。去年の暮れまでですね、実名を出しながらF1チームとの交渉というのは続いていましたから、最終的なレース復帰の道を発表するまで、今日まで至ってしまった。ただいつからスタートするにしても、開幕戦から持てる力をしっかりと出せるように準備できる期間というのは確保した状態でシーズンに入りたかった。もちろん、それが1月であったらベストだったのかもしれない。でも僕はこの時点で始めても決して遅くないと思っています。そういう意味では自信を持ってKVRTとともにブラジル・サンパウロでの開幕戦にのぞめるものだと信じています。
<つづく>
Creative Director ま(BaBaKiKaKu)
最高と最高
メルセデス・ベンツ日本はCLクラスに、ソニックデザインが開発した専用アンプ・サブウーファー・スピーカーを装備した特別仕様車「CL 550 Sound Suite」を発表した。価格は1950万円、限定5台の販売となる。
これ、何が凄いって、純正オーディオのアナログ音声出力を高精度に取り出すソニックデザイン独自の新技術「ソノリバイブ)」を搭載しているのだ。ソースをCF(コンパクトフラッシュ)に切り替えればデータ量が増して、さらに明度が増してくるから楽しい。
一体成型アルミダイキャスト・エンクロージャーなど、こだわりの造形はエンスーには本当にたまらない。あのメルセデスが純正扱いを決断しただけのことはある。
視聴も兼ねて千葉県にあるソニックデザインに伺い、パイロットショップでもあるサウンドパークでお話を伺った。洗練されたショップのインテリアもさすがだが、「完成されたものを味わってもらう」というポリシーにも感服。
ソニックデザイン役員の佐脇さんと深夜まで楽しくサウンド漫談をさせていただき、思い切り笑って帰ってきました。ソニックデザインの音、最高です。
堀江
2010年2月18日 佐藤琢磨記者会見全文【3/5】インディカーシリーズ参戦決定!
――いつ、どのくらいのタイミングでインディのほうにシフトする決断をされたのかということと、そしてアメリカに骨を埋めるくらい頑張るという気合いなのか、多少まだF1のほうに戻りたいという思いがあるのか、そのあたりの気持ちを教えてください。
佐藤:これまでF1でね、6シーズンプラス7年間、あの世界にいまして、当然、究極のゴールはF1でトップでしたので、僕の夢はずっとそこにありました。もちろん、いろいろな条件、環境が重なって現在までに至っているんですけれども、昨年もみなさんにお伝えしたとおり、僕自身、F1復帰をのぞんでいました。それは事実です。ただ、昨年の早い時期にアメリカとの接触もありまして、実際にインディカーシリーズに対する僕の中での興味も徐々に上がっていきまして、5月のインディ500に実際に訪れて、そこでほぼ、すべてのチームとお会いしました。当然、ケヴィンやジミーともそこで会って、自分の中で、実際にインディカーシリーズを見て、ものすごくいい意味での驚きと刺激を受けました。そこからは正直に言って、F1とインディカー、まあ、その2つに自分の中での目標は絞ってですね、ずっと活動を続けてきました。ただ、もちろん、自分の気持ちだけで決定できることではないので、やっぱりいろんな条件を待たなくてはいけなかった。昨年、鈴鹿に自分のパドックを訪れて、F1サイドでもほぼすべてのチームと話を続けまして、このオフに関していえば数チームと最終候補のところまで何度も行きました。ただ、自分の中でいちばん大事なことはレースに出ることで、やるからには、その中で頂点を極めたい。その気持ちはレースを始めた頃から1回も変わらなかった。それが実現できる環境というものを考えたときに、F1にはそれはなかった。
残念ながら、つい数週間前、最終的なチャンスが絶たれてから、自分の中では気持ちはインディカーのほうに100%シフトして、KVレーシングの方はチームとしても非常に厳しい状態だったと思うんです。ドライバーを決定しないで待ち続けるというのは非常に大変なアクションだったと思うんですけれども、KVサイドでジミーが、ずっと僕を待っていてくれた。やっぱり、その気持ちには何ていうか、100%の気持ちで応えたいと思いました。今はもうホントにインディカーシリーズのことしか考えていないです。ここで新たにスタートを切れる事を僕としては本当に心から嬉しく思いますし、ここまで応援してくれたみなさんに対しても、感謝の気持ちしかない。そしてようやく、自分の走りで表現できるチャンスを得たことが、自分の中ではすごく嬉しいです。
この先に関してはまだわからないことも多い。もちろん、やるからにはトップを目指します。インディカシリーズで初年度からどこまで行けるかわからないですけれども、思い切りレースをしたい。それによって、また自分の可能性が広がって、さらに切り拓いていくことで、その先にまた見えるものが出てくるかもしれない。そこに向かって、まずは一歩一歩、新しい大地でね、何ていうんですかね、自分の挑戦を始めていきたいと思っています。
――3点お伺いします。ひとつは住まいはどこに置くのか。二つ目は、オーバルという難しいコースに、どういうステップで順応していくつもりか。三つ目はジミー・ヴァッサさんに。先輩として琢磨さんにどういうことを教えていきたいか、時間はどれくらいかかると見込んでいるか。
佐藤:正直に言って、まだ住む場所決まってないです(笑)。さきほどもちょっとお話させていただいたんですけれど、ホントに1週間前にインディに行きまして、インディアナポリス自体はF1のアメリカGPで何度か訪れていて、友人もいる。今回はそこにホームスティというか、そういう形でお邪魔させていただいた。もうすぐシーズンが始まってしまいますので、まずざっくりとした予定ですが、24~25日のアラバマ州でのテストに参加した後、一度インディに戻って、最後のテストをしっかり行い、一度その後(現在の住まいがある)モナコに戻ります。モナコでは約1週間から10日くらい時間を過ごした後に、ブラジルに向けて出発したいと思います。そのブラジルが終わった後はおそらく、3週間から1ヶ月ほどインディのチームのそばに住もうと考えています。イギリスに最初渡ったときと同じように、まずはホームスティから始めて、自分の住むの場所を探しながら、決めていきたい。子どもは幼稚園ですけど、学校が始まっているので、とりあえず家族はモナコに住み、ちょっとした単身赴任というか。気持ちも新たにレースに集中するために、まずは僕一人でインディに住んで、そこからシーズンが進むにつれて、どうするかはじっくりとね、決めていきたいですね。まずは、レースに集中できる環境作りです。
<つづく>
Creative Director ま(BaBaKiKaKu)
2010年2月18日佐藤琢磨記者会見全文【2/5】インディカーシリーズ参戦決定!
アメリカでのレースはすごく大変だと思います。自分自身も一から学んでいかないといかないし、インディカーレースは市街地サーキットと、今までも慣れ親しんでいるロードコース、いわゆるサーキットですね。それから、まったく新天地であるオーバルレーシングという3つの異なる環境で走らなければいけない。僕としてもたくさんのことを学びながらの大きな挑戦となります。(現在)最高に気持ちが高まってきているので、開幕戦から自分の持てる力を精一杯発揮できるように、一戦一戦頑張っていきたいと思います。これからもみなさん、応援よろしくお願いいたします。
●インターネット回線を通じてのオーナー挨拶
・ケヴィン・カルコーヴェンのコメント
今日はチームを代表して、ジミー・ヴァッサーと、ケヴィン・カルコーヴェンと二人、記者会見に感謝してくださったこと大変感謝しています。まず第一に、TAKUのことをKV RACING TECHNOLOGY(以下KVRT)は心から歓迎しています。それとともに一つ追加したい情報があります。今日までここにいらっしゃるみなさんと多くの方はご存じなかったと思いますが、TAKUは秘密裏に2月15日、インターナショナル・レースウェイでインディカーのテストを行なっております。TAKUはKVRTの車に乗り、テストに参加しました。彼はおよそ1時間半ほどドライブし、約160kmを走行しました。率直に言って、その時の結果というのは、そこに居合わせた者――エンジニアやチームメンバーのすべてを非常に笑顔にするような結果でした。TAKUはインディ界、非常に短い時間の中で素晴らしい進化を見せ、走るごとにどんどん早くなってきました。そしてセッションの最後には、そこにいた他のライバルたちと同じくらいの早さで走るようになりました。イギリス人の友人には「トンデモなく早い」そう言われるほどのテストでした。ここでみなさんご存じのジミー・ヴァッサーにテストのときのことを振り返ってもらいたいと思います。
・ジミー・ヴァッサーのコメント
まず最初に、TAKUに謝りたい。今日一人にしてしまったことを申し訳ないと思っている。飛行機に予測できないトラブルが起きたことで、今日そちらでの会見に参加できなかった。そして、2010年のシリーズに佐藤琢磨をKVRTに迎え入れられることを大変光栄に思っています。TAKUは非常にポピュラーで、非常に早く、世界的に知られたドライバーであります。今はTAKUがレースで走ることを待ちきれないような気持ちです。F1での経験を活かして、トンデモなく早いというのは、今、ケヴィンがお話した通りです。ということで、オーバルレースで彼と一緒に仕事をすることを楽しみにしています。彼はとても勇敢なドライバーです。オーバルコースでは少しナーヴァスになることもあるかもしれませんが、今年中に勝利をあげられるように頑張っていきたいと思います。最強のチームをつくりあげるために一番重要なことは、人間のつながりを大切にすることだと私は考えています。TAKUのことを知るにつれ、彼のユーモアセンスやポジティブな姿勢、といったことがだんだんわかってきまして、これはチームにとってとても大事な、いい要素になると考えています。琢磨をKVRTに迎えられることに非常に興奮しております。後ほど、みんなさんの質問にお答えしたいと思っております。
<つづく>
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雑感
・オーナーコンビ、インターネット回線で(恐らくU.S.から)生会見
・画面の向こうは笑顔いっぱいの暖かい雰囲気
・壇上の佐藤琢磨も二人のコメントにしばしば爆笑&苦笑い
・実際にはもっとアメリカンジョーク混じりだったが、通訳にスルーされていた。
Creative Director ま(BaBaKiKaKu)
2010年2月18日 佐藤琢磨記者会見全文【1/5】インディカーシリーズ参戦決定!
えー、みなさん、お久しぶりです。長くこういう形でみなさんの前に出る機会がなかったので、ヘンな緊張をしちゃってるんですけれども(笑)、本日はお集まりくださいまして、本当にありがとうございます。
今日この場で、「レース復帰できる」ことをみなさんにお伝えできるということがうれしくて、喜びを押さえられない気持ちで一杯です。これまで一年半、レースに参戦できない悔しい時間を過ごしてきましたが、今日この日から新たな出発ができる。それもまったく新しい挑戦ですから、僕自身も非常に楽しみにしています。2010年のインディレーシング/インディカーシリーズに、KVレーシングという歴史ある、クオリティももの凄く高いチームで参加できる。
実はこの一週間というのは、自分としても何日に何をしたのか忘れてしまうくらい忙しい日々を送りました。自宅のあるモナコを出発してKVレーシングの本拠地であるインディアナポリスに入り、そこでスタッフ全員と初めて会いました。もちろんキーパーソンは昨年僕がインディに行ったときにあった共同オーナーで元チャンピオンのジミー・ヴァッサーやチームスタッフに会って、チーム全体を見た。チームはその場で僕の気持ち、モチベーションが上がるくらい素晴らしかった。
すぐにシートフィッティングをして、エンジニアリングサイドといろんな話をしました。約3日間インディで時間を過ごし、その後フロリダ州のセブリンサーキットに移動してシェイクダウンテストを行いました。それが15日の月曜日だったんですが、その日はもともと1日他のドライバーのテストプログラムが組まれていたんです。にも関わらず、チームが僕を乗せたいとサーキット側に交渉してくれて、その日の最後の1時間か1時間半くらい僕を乗せてくれるといううれしいサプライズで、初めてインディカーにも乗ってきました。
コックピットに戻ったのは、2008年の12月のテスト以来と、本当に長い時間が空いていたんですが、乗った瞬間から本当にうれしくてヘルメットのなかにこう……なんか、なんて言うのかな……。最高のプレゼントをもらったような子供のような、本当にそんな気持ちで車に乗りました。初めての車、初めてのサーキット、初めて一緒にやるメンバーでしたが、非常に内容の濃いセッションができました。まだまだインディカーのことを勉強しなきゃいけないんですけれども、本当に自然体で走ることができました。自分にとってもすごく大きな自信につながったし、今後チームが戦っていく上での第一歩としては本当に素晴らしい出だしだったと思います。
これまでとまったく違うアメリカという異国でのレースへの挑戦を決意した理由ですが、これまで僕がF1で走ってきて、またF1で走ることを前提に活動を続けてきた。これは疑いようのない事実であるんですけれども、すべての条件を見て、「いま自分に一番必要なのはレースだ」と。もうこれ以上待てなかった。レーシングドライバーとしてこれ以上レースをしない時間はできなかった。そんなときに、アメリカ大陸のオープンホイールの頂点に立つ、インディカーシリーズから声をかけてもらった。これはすごく興味深かった。
というのは、いまのインディは事実上、エンジンサプライヤー1社、シャシーもタイヤも1社という、ほぼワンメイクのトップフォーミュラ。つまり、すべてのチーム、ドライバーとイコールの条件で戦える。誰もが勝てるチャンスがあるというのは、ドライバー、選手の立場からするとものすごく魅力的。もちろん、チームもノウハウやピットストップ作業、戦略やチームの総合力も問われます。これまでF1で頂点を目指す気持ちでやってきたエネルギーを、今度はインディカーシリーズで頂点を目指して一戦一戦やっていきたい。KVレーシングというチームのポテンシャルは非常に高いと信じています。
オーナーのジミー・ヴァッサーも僕を本当に信頼してくれて、チーム全体が暖かく僕を受け入れてくれて、本当にチームから必要とされている。その状態で一緒にやっていくというとても幸せな状態。僕自身もスーパーアグリで、F1へのチャレンジ第二幕を思い切りやらせて頂きました。スーパーアグリは僕にとっても必要なチームだったし、チームにとっても僕が必要なドライバーだという関係で、すごくいいシーズンを送ることができた。そしていま、再びトップを目指すためにKVレーシングで2010年のインディカーシリーズに参戦したい。いまはもう久しぶりに車に乗ったことで、僕の体内のアドレナリンがもう押さえきれないくらい出ていますし、今回の帰国では日本に3日ほど滞在しますが、そのあとすぐにインディアナポリスに戻り、チームとともに今度はアラバマに移動します。
2月24、25日にはインディカーシリーズの合同テストが、バーバー・モータースポーツパークというサーキットで行われます。これは3月14日のブラジル・サンパウロでの開幕戦を前にしての最終最後の正式な合同テスト。その日がいまから待ち遠しくて仕方がない。もう開幕まで1か月を切って(いて時間がないので)、今日もお忙しいなかみなさんに、突然のご連絡となってしまいました。それにも関わらずこんなにたくさん集まって頂けて本当に感謝しています。僕は今日に至るまでに、みなさんにずっとサポートしていただいてきました。パーソナルスポンサーの方々、個人的に支援して頂いている方々、それからメディアのみなさん、そして最後にファンのみなさん――。レースに出ていないこの1年半も応援を続けてくれて、そのみなさんの前でこうして再びレース参戦を発表できる。この日が来たことを本当にうれしく思います。
<つづく>
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雑感
・登壇時、会場全体からあたたかい拍手。待っていたぞ感満点
・とにかく走りたくて仕方がないという意欲あふれる口調
・F1への未練はありそう。だが、走ることが最優先
・会見スタート時には会場満杯。報道陣の数は250~300程度か
・会見開始時点で、「佐藤琢磨インディ参戦」というTwitter上でのつぶやきは10以上
Creative Director ま(BaBaKiKaKu)


