城咲仁さん(アーティスト)×メルセデス・ベンツ SLクラス

SLのスタイルでもっとも気に入っているのが後方から見る傾斜したフロントウインドウとツインヘッドライト。「実はマイナーチェンジがアナウンスされたときに買い替えも検討したんですよ。でもスタイルを見て、自分が乗っているモデルの方がカッコいいと思いました」。外観はすべてノーマルだが、インテリアにはウッドパネルを装着しラグジュアリーな雰囲気を演出。「ときどき『いい子すぎるかな』と感じることも。もう少しじゃじゃ馬でもいいのにって」
現在の愛車
MERCEDES-BENZ SL-CLASS メルセデス・ベンツSLクラス
2001年10月にデビューした現行型SL。電動開閉式バリオルーフはわずか16秒で開閉が可能だ。城咲さんの愛車は7段AT『7G-トロニック』が採用された2004モデル
オレンジ色の光の中にたたずむ姿が美しい
歌舞伎町のカリスマホストから芸能界に転身。城咲さんの経歴はあまりにも有名だが、おそらく多くの人は「これまで高級車を何台も乗りまわして…」と思うのではないだろうか。「そういうイメージを抱く人は多いのですが、現実はそんなに甘くないですよ。水商売は毎月の売り上げの浮き沈みが激しいし、盛り場のそばに住むことになるので駐車場も高額になる。高級車を維持するのって大変なんですよ。それに僕には『自分の店を持つ』という目標があったので、それ以外の事には目もくれませんでしたから」
レストランバーを経営するという夢を実現させるため、夜の世界での修業を重ねた20代前半(ホストになったのも接客を極めるためだったという)。城咲さんが免許を取ったのは23歳と決して早い方ではない。当時は先輩や同僚の車を交代で運転することが多かった。
「お酒を飲むことが仕事なので、そのとき飲んでいないやつが運転するというのが暗黙の了解。僕も先輩のピアッツァネロや後輩のプレジデントソブリンに乗ったりしていましたね」
城咲さんが初めて自分の車を手にしたのは27歳のとき。購入時はマセラティスパイダーやフェラーリなども検討したが、最終的に選んだのがこのSL500だった。
「フェラーリは漠然と憧れてはいたものの、上を見るときりがないので諦めました。SLはオープンにしたときのフォルムに惚れこんだんです。変な話ですが、今になってフェラーリを選ばなくてよかったと思うことがありますよ。きっとただのホスト上がりにしか見えないでしょうからね。SLも白を選んで正解。たとえば黒のロリンザーだったら周囲からはフェラーリと同じような印象を持たれていたと思いますから」
城咲さんはしばしば「タレント城咲仁としてどう見られるか」ということを口にする。自分を俯瞰し、周囲からの期待を裏切らないために何をすべきか。どんな車から降りてくるかも城咲仁を印象付ける大切な要素。同じメルセデス・ベンツでも、SUVから降りてくるイメージは自分の中にない。
常に視線にさらされる生活をみずから選んだからこそ、少ないプライベートの時間はとことん大切にしたい。SLの車内もそんな場になっている。
「SLと過ごすときは雰囲気にとことん酔いたいので基本的には一人で楽しみます。意外かもしれないですが、女性を乗せることは滅多にないですね。自分を鼓舞したいときなどSTINGなどをきながら夜の横浜を走ったり…。港町のオレンジ色の明かりの中に白いSLがぼうっと浮かぶ姿を眺めるのが好きなんです。そしてオープンエアを楽しみたくなったら箱根方面へ。誰もいない山頂でエンジンを切った瞬間に訪れる静寂に、何とも言えない気持ちよさを感じます。メルセデス・ベンツって輸入車の中では定番の選択ですよね。ベタなものが嫌な人はフランス車やイタリア車を選んだりするでしょう。僕は定番をどう自分流にアレンジできるかということを楽しんでいきたいですね」
タレント・城咲仁を演出し、プライベートでは男の部分を奮い立たせてくれる。SLとのパートナーシップはまだまだ続きそうだ。
文・高橋 満 text / TAKAHASHI Mitsuru
写真・奥村純一 photos / OKUMURA Junichi

城咲仁/しろさき・じん
1977年9月23日生まれ(33歳)。ナンバーワンホストになった後、2005年にデビュー。数々のバラエティやドラマに出演。料理の腕前はプロ級で、『城咲仁の300円以下簡単アレンジレシピ』(KKロングセラーズ)などを出版する。今秋には映画『COOL BLUE』が公開予定
【Official Blog】http://ameblo.jp/shirosaki-jin/





