見た目もやっぱり大切です
現在、落合さんがメインで乗っている車はじつはこのメルセデスではない。
「最近一番乗っているのは、去年モデルチェンジしたVWゴルフのバリアントだね。あれはすごくいい車で、何と言ってもすごくラクチン。あの大きさなら都内でもスイスイ走れて、しかもゴルフのように荷物を積み込んでのちょっとした遠出にもいい。あとね。あれはエバってなくて感じがいいんだよ」
落合さんは自店のことだけにかまけているわけではない。広く後進を育てるため、講演から料理教室まで、幅広くそして精力的に活動している。
「イベントの会場に行っても『先生、バリアントに乗られているんですか。堅実ですね』なんて温かい目で見てくれる。そう言われるとわざわざ他の車のことを言うのも良くないような気がしてね。少し後ろめたい気持ちもなくはないけど、他の車のことは言わなくてもいいかなって(笑)。実際、この1年で一番乗ってるのはバリアントですよ」
多忙である現状を「ありがたい」「声をかけてもらえるうちが華」という落合さんだが、その一方で「メーターが伸びない」と車に乗る時間の少なさを嘆く一面も。仕事にゆとりができればもっと車と親しむ時間が取れるのでは?
「ああ、それもいいねぇ。だってC63Bは納車されて半年でまだ1000kmにも届いてないし、いまのスーパーセブンも丸1年で600km。バリアントは伸びてるけど、もっと自由に車に乗っていられる時間はほしくなるよね。きっと働き方が変わっても、ずっとそうなんだろうけど(笑)」
自由気ままに興味の矛先に向けて走っていく。だが、大切なものは決して見失わない。その姿勢があるからこそ、落合務というシェフは揺るぎないトップランナーたり得るのだ。






