ハンドルを握らなくなった日
「実は、少し前に公道でハンドルを握るのをやめていたことがあるんです」という青山社長。筋金入りの車好きに、いったい何が起きたのだろうか。
「僕の自宅近くは住宅街ということもあって、子どもが飛び出すような光景を目にすることもある。事故を起こすということは、僕の立場では会社にも迷惑をかけることにもなる……。そんな風にいろいろなことを考えてしまったんです。万が一にも事故を起こしてはならないという気持ちが強かったのかもしれません」
しかしハンドルを握らなくなるということは、それだけ“カン”が鈍るということにもつながる。「以前、普通にできていたことができなくなった」。私有地内での遊び程度とはいえ、小中学校時代から車のハンドルを握って約30年という青山社長ですら、ブランクによる“衰え”から逃れることはできなかったというのだ。
「痛感したのが、運転時の『確認』ですね。それまでは、直接目視、ルームミラー、サイドミラーなどでの確認作業が、意識するともなく一瞬でできていたんです。ところが、数カ月ハンドルを握らなかったら、当然のようにできるはずのことが怪しくなる。脳からの要求に、身体が戸惑うような違和感を覚えた。以来、元の感覚を取り戻すためにも、無闇に運転から遠ざかるのはやめにしました」
鋭敏な感覚のアンテナ。それは経営者に欠かせない素養のひとつである。
「僕の自宅近くは住宅街ということもあって、子どもが飛び出すような光景を目にすることもある。事故を起こすということは、僕の立場では会社にも迷惑をかけることにもなる……。そんな風にいろいろなことを考えてしまったんです。万が一にも事故を起こしてはならないという気持ちが強かったのかもしれません」
しかしハンドルを握らなくなるということは、それだけ“カン”が鈍るということにもつながる。「以前、普通にできていたことができなくなった」。私有地内での遊び程度とはいえ、小中学校時代から車のハンドルを握って約30年という青山社長ですら、ブランクによる“衰え”から逃れることはできなかったというのだ。
「痛感したのが、運転時の『確認』ですね。それまでは、直接目視、ルームミラー、サイドミラーなどでの確認作業が、意識するともなく一瞬でできていたんです。ところが、数カ月ハンドルを握らなかったら、当然のようにできるはずのことが怪しくなる。脳からの要求に、身体が戸惑うような違和感を覚えた。以来、元の感覚を取り戻すためにも、無闇に運転から遠ざかるのはやめにしました」
鋭敏な感覚のアンテナ。それは経営者に欠かせない素養のひとつである。



