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世界に一台、自分だけの車2009

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メルセデス・ベンツ CLK DTM
一見してエクステリアは、「レーシングモデルに忠実な形」にカスタマイズされたフロントフェンダー以外には大幅に手を入れていないように見える。だが、この車には一見それとはわからないところに、度肝を抜くようなカスタマイズが施されている
メルセデス・ベンツ CLK DTM
「世界に一台しかない自分だけの車がほしい」という青山社長がドイツのAMG本社工場でカスタマイズを行ったメルセデス・ベンツ CLK DTM。このモデルはメルセデスがドイツツーリングカー選手権(DTM)参戦記念に、クーペとカブリオレを各100台限定で発売した車。青山社長はそもそも稀少な車をAMGにさらにカスタマイズするよう、パーソナルオーダーしたというが、遠目にはそれほど強烈なカスタマイズではないようにも見える。

「そうですよね。このCLK DTMは外から見えないところや、『あれ? こんなオプション選ぶことができたっけ?』というところを細かく指定させてもらったんです。強いて言えば、目につくのはフロントフェンダー上部のアクセントでしょうか。このフロントフェンダーは、DTM参戦レーシングモデルの形。せっかくの記念モデルとなれば、やっぱりその由来となる形に忠実にしたくなりますよね」

レース由来の車ならば、レーシングモデルに忠実に。そう。注文から8カ月もの間、AMGの工場で手を入れられた“自分仕様”のカスタマイズが“ベタ”で済むわけがない。

「もともと、このモデルは軽量化をしてエンジンパワーをフルにいかすため、至るところにカーボンを使っている。そうした思想をもっと忠実に車に反映させたかったんです」

フロント周りで言えば、フロントグリルもオリジナルにはないツヤ消しの黒色――つまり“カーボンブラック”とも呼ばれる色でまとめた。だが、このフロントグリルはあくまでも「世界に一台しかない」この車の “象徴”でしかない。青山社長のCLK DTMは驚愕すべきレベルでカスタマイズされていた。
文・大谷寛 Text/Hiroshi Ohtani
写真・佐々木朋広 Photos/SASAKI Tomohiro
青山光司
  • 青山光司

  • 1972年生まれ。建設現場におけるくさび式足場の販売・リース・レンタル・施工を主業務とするKRH & CO., LTD.代表取締役社長。レースチームをサポートするほか自身もレースに参加するなど、モータースポーツ事業も積極的に行っている。

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