魅せられた6速MTのスープラ
三浦選手の車選びの基準は極論すればひとつに集約される。
「カッコいいかどうか。それに尽きますね。今まで自分の車として手に入れたのは、すべて『カッコいい!』と思えるものばかりでした」
まず、最初に手に入れたのは、93年式のトヨタ・スープラだった。
「ちょうどフルモデルチェンジが行われたタイミングでしたね。ひと目見て、『カッコいい!』と惚れ込みました。もちろんボディカラーは黒。免許を取ったばかりということもありましたが、6速MTの操作感が楽しくて仕方がありませんでした」
A80型と言われる、このスープラは国産乗用車としては初となる6速MTを搭載した、意欲的なモデルだった。ミッションはゲトラグ、足回りはビルシュタインと共にドイツ製を採用。ロングノーズかつグラマラスで美しいラインのワイドボディで、どこか国産車らしからぬ雰囲気を漂わせていた。新しい性能、新しい基準――。「最高」に向かって、どん欲に、そして純粋に突き進む姿は、その後「二段モーション」などを編み出した、三浦選手の投手としてのスタンスともどこか重なる。
「もっとも入団2~3年目の若手がそんな車に乗るということに、球団から渋い顔はされてしまいましたが(笑)」
そんな声などどこ吹く風。入団2年目の1993年9月4日の対広島戦でプロ初勝利を挙げ、この年3勝を挙げた三浦選手は、シーズンオフに念願のスープラのステアリングを握ることになる。
「カッコいいかどうか。それに尽きますね。今まで自分の車として手に入れたのは、すべて『カッコいい!』と思えるものばかりでした」
まず、最初に手に入れたのは、93年式のトヨタ・スープラだった。
「ちょうどフルモデルチェンジが行われたタイミングでしたね。ひと目見て、『カッコいい!』と惚れ込みました。もちろんボディカラーは黒。免許を取ったばかりということもありましたが、6速MTの操作感が楽しくて仕方がありませんでした」
A80型と言われる、このスープラは国産乗用車としては初となる6速MTを搭載した、意欲的なモデルだった。ミッションはゲトラグ、足回りはビルシュタインと共にドイツ製を採用。ロングノーズかつグラマラスで美しいラインのワイドボディで、どこか国産車らしからぬ雰囲気を漂わせていた。新しい性能、新しい基準――。「最高」に向かって、どん欲に、そして純粋に突き進む姿は、その後「二段モーション」などを編み出した、三浦選手の投手としてのスタンスともどこか重なる。
「もっとも入団2~3年目の若手がそんな車に乗るということに、球団から渋い顔はされてしまいましたが(笑)」
そんな声などどこ吹く風。入団2年目の1993年9月4日の対広島戦でプロ初勝利を挙げ、この年3勝を挙げた三浦選手は、シーズンオフに念願のスープラのステアリングを握ることになる。



