最初の“カスタムカー”はイタ車でした
「同世代ならみんなそうでしょうけど、小学校の頃のスーパーカーブームです。7歳くらいだったかな。当時は、アメ車はまだあまり知られていなくて、カウンタックやフェラーリといったスーパーカーが好きでした。学校にスーパーカーカードやスーパーカー消しゴムを持ち寄り、自慢し合っていましたね」
1980年前後に少年時代を過ごした方ならおわかりだろうが、当時の少年たちの間ではランボルギーニ・カウンタックを最高峰としたスーパーカーブームが巻き起こっていた。
スーパーカーをかたどった色とりどりの消しゴムにBOXYのノック式ボールペンのお尻を「カチッ」と当て、そこで「走行」した距離を競うという遊びが日本中の教室で流行っていた。1回のノックでいかに速く――つまり遠くまでスーパーカーを“走らせる”ことができるかを競うというレースだ。
「タイヤ部分を瞬間接着剤でツルツルにしたり、画鋲を刺して遠くまで走れるよう、カスタマイズしていました」
ZEEBRA少年が、自分だけの“カスタマイズカー”を初めて手に入れた瞬間である。



