マジョーラとの出会いはスタジオでした
「クルマにマジョーラという塗装があること自体は知っていたんですが、JUDY AND MARY時代にツアーリハーサルをやっていたら、スタジオにマジョーラカラーのギターがあるんですよ。当時、僕とギターのTAKUYAの2人がモニターをしていたフェルナンデスという楽器メーカーの人が持ってきたようなんですが、本人は全然興味がなさそうで立てかけてある。『タクヤのギターだけマジョーラ……。うらやましい』とますますマジョーラ熱が盛り上がってしまったんです」
フェルナンデスの担当者に塗料メーカーを紹介してもらい、「コルベット・コブラ マジョーラ計画」はスタートした。当初はトラペジウム一色に、その後ツートンに塗り替えたという。
「このツートンカラーのヒントはレース用のペースカーなんですが、コブラのボディラインと合ってますよね。自分で言うのも何ですけど(笑)、グラマラスなコブラだからこそ、マジョーラの美しさもよくわかる。逆に普通の色だったら、シェイプばかりが目立ってしまって好きなバランスにならなかったかもしれませんね」
一見強烈に見えるこのコルベット。だがよくよく見ると、グラマラスなボディばかりが目立つわけでもなく、マジョーラカラーが浮いて見えるわけでもない。強い個性同士がぶつかり合ってこそ調和する個性がある。それはロックバンドにも通じる方程式である。



