しっとり吸いつくようなファブリック
「せっかく張り替えるなら、革から選びたかった。本革のシートってどうも触感がかたい印象があったんです。自宅用のソファのファブリックがすごくやわらかくて気に入っていたので、製造メーカーを調べてもらってその革に張りかえられることになったんです」
選んだ革はスーパーソフトレザー。ウレタン樹脂のこの素材は、高いストレッチ性と文字通り“スーパーソフト”な柔らかさを持ち合わせている。シートに座らせてもらうと、吸いつくようなしっとり感が実に心地いい。
「合皮なんですけど、いいでしょう?(笑) シートのクッションは同じなのに、ファブリックを変えるだけで、こんなにも柔らかく気持ちいいシートになるんです。過去に手に入れた主なクルマはほとんどこの革に張り替えています。ボイジャーはまだですが、もう一台の機材車であるエスティマのシートもこの革ですよ」
だが、質感が最高だというこの革にも弱点はあるという。
「たばこの火に弱くて、火種を落としたりするとその瞬間溶けて穴が開いてしまうんです。あと、座り心地自体はとてもいいんですが、3~4時間乗ると腰が痛くなってくることぐらいですかね(笑)」
そ、それはシートのせいではないのでは……。




