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クルマデビューは30代

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コークボトルを超えた“スーパーコークボトル”ライン。フロントからリアまで流れるような曲線美がある
20代で助手席専門だった恩田さんが、自らハンドルを握るようになったのは30代に入ってからのことだという。

「事務所に来ていた保険屋さんが『うちで保険入ってくれるなら、ただで譲れるクルマがあるよー』って言ってくれて、スカイラインのTIを保険料のみで手に入れたのが最初の愛車です」

数々のバンドを渡り歩いてきた恩田さんだが、稼ぐ先から「全部機材やバンドにつぎ込んでいた」という。そしてJUDY AND MARY時代の2000年、遂に念願のコルベットを手に入れることに。

「最終目標で『いつか買う』と決めていたんですが、正月休みで時間が取れることになった。すぐに新幹線に飛び乗って、コルベットの専門店『WEST』がある三重県まで見に行っちゃいました。そこで社長に『コブラにしたいんです!』という話をしていたら、『ならば、名古屋店に出物があるから、今から行こう!』と、今度は社長のクルマに乗って、名古屋までドライブです(笑)」

名古屋で出会ったのは、走行距離4800km、ドアの内張のビニールも新車当時のままという、極上のコルベットだった。

「色はベージュだったんですが、塗装は塗り替えるつもりでしたし、エンジンルームを開けてみたらまったく乗った形跡がなかった。どうやらアメリカのコルベットフリークが、自分で眺めて悦に入るためのクルマだったみたいです。極上品だけに少し値は張りましたけど、『コブラにするならその分の工賃もかかるから、車体価格は50万円引くよ』と言われて、こちらも即決でした」

ところが恩田さん、せっかく値引いてもらったのに「どうせなら」と片っ端から手を入れてしまうことに。ここから、スーパーカスタムメイドカーへの道が始まってしまう。
文・松浦達也 text/MATSUURA Tatsuya
写真・佐々木朋広 Photos/SASAKI Tomohiro
恩田快人 シボレー・コルベット C3
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  • 恩田快人 シボレー・コルベット C3
  • 1987年PRESENCEでデビュー。その後、JACKS’N’ JOKERを経て、1992年に結成したJUDY AND MARYではメガヒットを連発。 現在、’80年代アメリカンハードロックのカヴァーバンド、HOT ROD CRUEでリーダーをつとめるかたわら、若手アーティストのプロデュース等も行う。
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