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あのアーティストに憧れて

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'87年に発売されたMOTLEY CRUEのビデオから20年。いまやこれほどいい状態を保ったコルベットC3はアメリカでも希少である
ベーシストとして、そしてサウンドクリエイターとして、PRESENCEやJACKS'N' JOKERで1980年代のJ-ROCKシーンを盛り上げ、JUDY AND MARYでは1990年代のJ-POPシーンを席巻した恩田快人さん。2000年代にはHOT ROD CRUEで、1970~1980年代のアーティストのトリビュートアルバムをリリースした。MOTLEY CRUEやVAN HALEN、Steppenwolfなどの名曲がカバーされまくった2枚のアルバムのジャケットにもこのコルベットは登場している。

「特徴は一言ではとても語りきれないんですが、まずこのマジョーラカラーの塗装ですよね。あとは、真っ白に仕上げた内装も気に入っているし、“コークボトルライン”と言われるC3独特のボディラインもさらに強化していますし、エンジンもこの間載せ替えました。足回りも電気系統もイジっていますし……」

恩田さんのコルベットはポイントが多すぎて、とても一言では語り尽くせない。ならば、まずは“コルベット”に惹かれたきっかけからご紹介いただくことに。

「'87年にリリースされたモトリー・クルーのビデオ“MOTOLEY CRUE UNCENSORED”――邦題では『モトリー・クルーの超過激☆暴走生活』というタイトルからして強烈なビデオなんですが、作中でメンバー4人中3人がコルベットに乗っているシーンがあるんです。ベースのニッキー・シックスが黒のC4、ドラムのトミー・リーがシルバーで、ギターのミック・マーズは確か赤のC3のTバールーフじゃなかったかな。その姿がカッコ良く見えたんですよ。なぜかボーカルのヴィンス・ニールはジャグジー付きのリムジンで女性をはべらせていたんですが、ある意味正しいアメリカ西海岸のロック・ミュージシャンの姿ですよね(笑)。そのビデオの作り込みっぷりも含めて、『これだ!』となったんです」

20代にしてコルベットに魅せられた恩田さん。だが、実は最初に“コルベット”を知ったのは、その十年ほど前のことだった。
文・松浦達也 text/MATSUURA Tatsuya
写真・佐々木朋広 Photos/SASAKI Tomohiro
恩田快人 シボレー・コルベット C3
  • profile
  • 恩田快人 シボレー・コルベット C3
  • 1987年PRESENCEでデビュー。その後、JACKS’N’ JOKERを経て、1992年に結成したJUDY AND MARYではメガヒットを連発。 現在、’80年代アメリカンハードロックのカヴァーバンド、HOT ROD CRUEでリーダーをつとめるかたわら、若手アーティストのプロデュース等も行う。
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