あのアーティストに憧れて
「特徴は一言ではとても語りきれないんですが、まずこのマジョーラカラーの塗装ですよね。あとは、真っ白に仕上げた内装も気に入っているし、“コークボトルライン”と言われるC3独特のボディラインもさらに強化していますし、エンジンもこの間載せ替えました。足回りも電気系統もイジっていますし……」
恩田さんのコルベットはポイントが多すぎて、とても一言では語り尽くせない。ならば、まずは“コルベット”に惹かれたきっかけからご紹介いただくことに。
「'87年にリリースされたモトリー・クルーのビデオ“MOTOLEY CRUE UNCENSORED”――邦題では『モトリー・クルーの超過激☆暴走生活』というタイトルからして強烈なビデオなんですが、作中でメンバー4人中3人がコルベットに乗っているシーンがあるんです。ベースのニッキー・シックスが黒のC4、ドラムのトミー・リーがシルバーで、ギターのミック・マーズは確か赤のC3のTバールーフじゃなかったかな。その姿がカッコ良く見えたんですよ。なぜかボーカルのヴィンス・ニールはジャグジー付きのリムジンで女性をはべらせていたんですが、ある意味正しいアメリカ西海岸のロック・ミュージシャンの姿ですよね(笑)。そのビデオの作り込みっぷりも含めて、『これだ!』となったんです」
20代にしてコルベットに魅せられた恩田さん。だが、実は最初に“コルベット”を知ったのは、その十年ほど前のことだった。



