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自由であり続けるということ

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車内にはモノが溢れているが、どれも手が届く範囲にすっぽりと収まっている。まるで散らかっているけれど、どこに何があるかはわかっている自分の部屋のよう。
購入時7万kmだった走行距離は、わずか1年で11万kmに達した。パンダに商品を満載し、音楽フェスティバルや環境イベントなどでブースを出す。自分たちの洋服は直に選んでほしいから呼ばれれば九州までだって行く。北陸に住む友人が落ち込んでいると聞けば、わざわざ出向きハグをして1時間ほど話して帰ってくる。

すべてがオンラインで繋がろうとしている社会で、松岡さんの周りに流れる空気には心地よいアナログ感が残っている。言い換えるなら、自由。モデル、俳優、アパレル関連……多くの人と繋がりながら活動の幅を自由に広げていく。でもある作家がこんなことを言っていた。「自由を続けるのは楽じゃない」。

すると優しく笑いながら「僕が20代の頃、自分の意思をはっきり表示する大人に憧れました。でも僕の周りにはそういう人がいなくて、だったら自分が周りを引っ張っていこうと思ったんです。確かに楽ではないけれど、僕のようなタイプがいることを励みにしてくれる人もいるんですよ」と話してくれた。その顔が印象的だった。
文・高橋 満 text / TAKAHASHI Mitsuru
写真・尾形和美 photos / OGATA Kazumi
松岡俊介 フィアット・パンダ セレクタ
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  • 松岡俊介 フィアット・パンダ セレクタ
  • 1972年生まれ。代表作は『突入せよ!「あさま山荘」事件』(原田眞人監督)、『紙屋悦子の青春』(黒木和雄監督)ほか多数。自身のブランド『mash』の運営やショップ『DriLL』(www.drillno.jp)のディレクターなど多彩な活動を展開。

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