BMW GS1150アドベンチャー
「本当に『デカイ!』という印象ですよね(笑)。いまは日本仕様のローシートが装備されていますが、現在取り寄せている本来のシートの位置はかなり高いんです。しかもガソリンのタンクは30Lと巨大で、さらにはアルミのキャリアボックスはハンドル幅よりも遙かに広い。普通の2輪がすり抜けられる程度のスペースでは、ハナ先を突っ込めるかどうかも怪しい。もしハナ先が入ったとしても後ろが引っかかるでしょう。走行するにも駐車するにも、自動車レベルのスペースが必要になる。ある意味2輪を超えた2輪です(笑)」
リアに3台セットされるキャリアにしても、それぞれフルフェイスが入るほどの巨大なもの。
「ただ、このキャリアはワンタッチで外すことができるから、いざとなれば多少車幅を狭くすることも可能です。ヘルメット以外にグローブや書類なども入れていますが、それでもまだゆとりがある。2輪だと思って乗ると大変な目に遭いますが、乗り心地は解放感あふれるすごく快適なものなんです」
撮影時、停車状態からセンタースタンドをかけようとしても、このバイクの取り回しに慣れていないスタッフでは3人がかり。ボディ自体も巨大な上、ガソリンタンクも大きいということは、当然中身であるガソリンの重さも加わることになる。
「しかも水平対向エンジンだから、サイドスタンドで長時間傾けているとオイルが片側のシリンダーに偏ってしまって、不具合につながりかねない。だから長時間停めるときには、センタースタンドにしておかないと。駐車するスペースの問題だけでなく、停める作業自体も結構大変なんですよ(笑)」
快適さの裏側には、それだけの苦労もついて回る。そこにやせ我慢を強いられることも含め、BMW GS1150アドベンチャーは男のバイクなのだ。





