華麗なるカーライフに秘められた思い
「スマートは、ホントにいいクルマだと思います。コンパクトで小回りが効くし、運転していてもすごく楽しい。近所のコンビニにふらっと行ったりとか、自転車代わりのちょっとした移動手段として重宝しています。ただ、個人的には、モデルチェンジされる前の型のほうが好きかな……。新型は少し大きくなってしまいましたよね。スマートは小さいところが魅力だと思いますから」
ロールス・ロイスのような最高級サルーンも、フェラーリのようなスポーツカーも、スマートのようなコンパクトカーも、すべて同じ目線で語り、分け隔てなく愛を注ぐ。そして“既製品”に満足することなく、常に自分らしくカスタマイズを施す。また時には、レーサーとして、自らステアリングを握りサーキットを疾走する。そんな華麗なるカーライフの背景に、クルマに対する純粋な「愛」が存在するのは確かだ。しかし一方で、その裏には、経営者としての計算高いビジョンも秘められている。
「うちの会社が扱う足場資材は一般的にはニッチなものですし、認知度はそれほど高くありません。僕がレースに出たり、メディアに露出したりするのも、うちの社名を少しでも広めていきたいから。それが結果として、顧客のネットワーク拡大につながればと思っているんです」
単なる道楽ではなく、会社の将来を見据えながら、自分の好きなことを続ける。それを実現することは容易いことではないが、だからこそやりがいもあり、実現したときの達成感も大きい。青山社長の飽くなき挑戦はこれからも続く。
写真・清水健吾(STUH) Photos/SHIMIZU Kengo(STUH)


