ボンドカーに憧れて
「確かに手に入れるとき、宇宙にまつわる仕事が多いことも多少は意識しましたね。見た目で言えば、つるんとした質感にシルバーの輝き。ちょっとレトロな“スペース感”がありますよね」
ただし、高松さんは“狙って”アストンマーティン・DB9というクルマを選択したわけではない。幼少時からずっと憧れてきたクルマをようやく手にすることができたのだ。
「僕がアストンマーティンに憧れるようになった直接のきっかけは、映画『007』シリーズに登場したボンドカー。僕が生まれたのは、ちょうどシリーズ第一作の『ドクター・ノオ』が公開された年でした。もちろん1963年に0歳児だった僕がリアルタイムで見ているわけもないんですが、物心つく頃には人気の『007』のショーン・コネリーに憧れる、少しませた子どもでした」
高松少年が憧れたのはシリーズ中『ゴールドフィンガー』、『サンダーボール作戦』でボンドカーとして登場したアストンマーティンDB5。スクリーンの中に登場するDB5は、マシンガンや煙幕発生装置など様々な機材が搭載されていた、当時の少年たちの憧れのクルマだった。
写真・北野謙 Photos/KITANO Ken




