レンジローバーは、人生の調味料である。
「フォルムに限って言えば初代がいちばん好きですが、その他の面ではやはり新型が最高です。ボディサイズは大きいけど取り回しがいいから運転がすごくラクだし、居住性の面も本当に素晴らしい。ヒーター機能とクーラー機能を搭載したシートは革のクオリティも高いし、ウッドのパネルも実に美しい。ウッドはチェリーウッドを選択しましたが、とても質感が高く、満足しています」
単に豪華なだけでなく、上質なラグジュアリー。レンジローバーのそんなところが、小山さんのハートを捉えて離さないようだ。
ただ、ひとつだけ気に入っていない点があるという。それは……。
「フェンダーミラー。個人的には、あれはちょっとナシですね。かなり美観を損ねていると思います。同じ意見を持つレンジローバーオーナーからは“毒キノコ”なんて呼ばれ方もするほど(笑)」
そんな厳しい意見が飛び出すのも、レンジローバーへの熱烈な愛ゆえ……なのかもしれない。
最後に、レンジローバーの魅力について、小山さんはこうまとめてくれた。
「それがあることで新しい趣味が生まれたり、本来はなかなか行けないところへも行けたり……僕にとってレンジローバーは、人生を楽しむための“調味料”みたいなものかもしれません」
ときにはほんのり甘く、ときにはピリリと辛く……その味は、その時々で刻まれた思い出次第で変わっていく。しかし小山さんにとって、人生をより美味しく味わううえで欠かせない調味料であることは間違いない。
写真・佐々木朋広 Photos/SASAKI Tomohiro



