数々の名車を乗り継いだ先に見えてきたもの
「初めて買ったクルマは、ケーニッヒのテスタロッサ。19歳のときですね。それ以来フェラーリを中心に、ランボルギーニ、ポルシェ、ロールス・ロイス、アストンマーティン、ベントレーなど、本当にいろいろなクルマに乗ってきました。えっ、全部で何台かって? うーん、どれくらいだろう、自分でも数えきれないくらい(笑)」
ところが、「その中でも、心の底から好きになれたクルマは、あまり多くない」と青山社長は続ける。
「ものによっては、納車後1週間で手放してしまったこともあります。世の中には、いわゆる“いいクルマ”はたくさん存在しますが、本当に“好きなクルマ”に出会えることって、実はそんなにないんですよ。値段が高いクルマが、必ずしも自分にとっていいクルマとは限りませんし」
現在、東京・世田谷区の閑静な住宅街にある自宅のガレージは、クルマ好きなら卒倒してしまいそうな超ド級の名車たちで埋め尽くされている。フェラーリだけでもエンツォ、F50、F40、612スカリエッティ、そして本物のF1カー(!)、ほかにもマセラティMC12コルサにロールス・ロイス ファントム、意外なところではBRABUSのスマートも。その様子はまるで輸入車のショールームのようだが、「いま手元に残っているのは、本当に自分が好きだと思えるクルマだけ」と青山社長は言い切る。数々の名車を乗り継いだうえでの結論、それが青山社長のガレージに収まる現在のラインナップというわけだ。
次回からは、青山社長の琴線に触れたEDGEな名車たちを、じっくりと見ていこう。
写真・清水健吾(STUH) Photos/SHIMIZU Kengo(STUH)


