「運転している」実感を求めて
「やはり僕にとってのボンドカーといえば、アストンマーティン。1977年に公開された『私を愛したスパイ』当時は『海に潜るロータス・エスプリもいいな』と浮気心を刺激されたり、1995年の『ゴールデン・アイ』では『BMWがボンドカーはちょっと?』とかいろいろ思ったものですが、20作目の『ダイ・アナザー・デイ』でボンドカーがアストンのヴァンキッシュになるという話を聞いたときには、『やっぱり、ボンドカーはアストンマーティンだよなぁ』とうれしくなりましたね」
高松さんは、ボンドカーについて語り始めると止まらないほどの熱烈なボンドフリークであり、アストンマーティンフリーク。ただし、気鋭のクリエイターとして、常に最前線を走っているだけに、多忙な毎日を送っている。念願のアストンマーティンDB9を手に入れたものの、現在なかなか乗る機会がないのが悩ましいともいう。愛車に乗るのは、自宅から職場までの通勤ルートに終始してしまってるのだとか。
「本当はもっと遠乗りしたり、純粋に走りを楽しみに出かけたいんだけど、なかなか時間が取れないんですよね。でも、DB9だと『運転している』という濃密な実感を得ることができる。片道数kmという道のりですが、わずかな時間だからこそなおさら運転している実感がほしいんです」
濃密な時間をともに過ごすことができるパートナー。高松さんにとってのアストンマーティンDB9とはそういう相手なのだ。
写真・北野謙 Photos/KITANO Ken


