ヴィンテージにもそれぞれの顔がある
「ビジネスシーンとパーティでは、やっぱり着ていくスーツは違いますよね。もちろんマナーでもあるんだけど、そこには『どんな格好が今日の場にふさわしいか』と自分自身で選ぶ愉しみもある。例えば今日の2台で言えば、S1はすごくエレガントで、しかもどこか世俗離れしたおバカさんという雰囲気もある。例えるならアル・カポネみたいな感じ(笑)。対してS2は、オシャレだけど地味できちんとしているクルマ。そんな印象があるよね」
当然、それぞれにふさわしい行き先は異なる。それは、ビジネスシーンにおいてのオン/オフというだけでなく、酒の席に出向くような際にも使いわけるべきだという。
「例えば、老舗のすき焼き屋に行くならS2ですよね。でも、シャンパン・パーティならS1でスーッと乗りつける。実際、そこまで細かく使いわけるのは難しいんだけどね。1日に複数のパーティに行くとき、そのためだけに乗り換えるわけにもいかないしね(笑)。ただ、ベントレーで出かけるときは、クラシックなもののよさがわかる男に会いに行くときがいいかな。流石のクロちゃんとかね」
実は中島社長、元IDEEのトップで、現在、流石創造集団を率いる黒崎輝男氏にベントレーを譲ったことがあるという。
写真・佐々木朋広 Photos/SASAKI Tomohiro




