「愛車ベントレー」歴、30年以上
「当時、中古のベントレーT1を50万円で買ったんですよ。ただ『とうとうオレもベントレーに』という感慨はなかったですね。もちろん、今より50万円の価値は高い頃だけど、それでもあまりいい状態のクルマではなかった。買った動機? なんだかかわいいな、と思ってね」
と当時を懐かしむ中島社長、実はそれ以前からマセラティの初代クアトロポルテ、メルセデス・ベンツの300SLなど旧車オーナーでもあったという。
「ただ、その50万円のT1はカネがかかってね。まず買ったときにシートを張り替えて300万円、さらに外装も全塗装かけたから、最初の段階で50万円+数百万円。その後も、なんだかんだで2000万円くらいかかったかな。でも、それだけお金をかけても、もともとが安いクルマだと価値なんて上がらないんですよ。ただ、今日持ってきたS1とS2はきちんとメンテナンスされ続けた筋のいいベントレーだから、それぞれ1000万円くらいの値段はつくんじゃないかな」
とはいえ当然ながら、中島社長はこの2台を手放すつもりはないという。次回からは、中島社長が現在乗っているベントレーS1とS2の美しいラインに触れていく。
写真・佐々木朋広 Photos/SASAKI Tomohiro


